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肝臓癌が再発したら?再発しやすい理由・検査・治療法・相談先

掲載している治療法は保険適用外の自由診療も含まれます。自由診療は全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なりますので、不安な点については、各クリニックの医師に直接確認・相談してから治療を検討することをおすすめします。

肝臓癌、特に肝細胞癌は、治療後も再発しやすい癌のひとつです。再発には、治療した肝臓内に再び癌が見つかる肝内再発と、肺・骨・リンパ節など肝臓以外に広がる遠隔転移があります。

肝臓癌の再発治療では、癌の大きさや個数だけでなく、肝機能がどのくらい保たれているかが重要です。肝切除、ラジオ波焼灼療法、肝動脈化学塞栓療法(TACE)、薬物療法、放射線治療、緩和ケアなどの選択肢は、肝予備能や再発部位によって変わります。

このページでは、肝臓癌が再発しやすい理由、再発時に行われる検査、治療選択肢、相談先の考え方について解説します。

肝臓癌の再発では、再発した場所と肝機能に合った相談先を選ぶことが大切です

肝臓癌の再発といっても、肝臓内に限られた再発、複数の病巣がある場合、肝外転移がある場合、肝機能が低下している場合など、状況によって治療方針は異なります。主治医に相談したうえで、必要に応じてセカンドオピニオンを受けることも選択肢です。

肝臓癌の再発とは?治療後に再び癌が見つかる状態

肝臓癌

肝臓内に再び出る肝内再発が多い

肝臓癌では、治療後に肝臓内で再び癌が見つかることがあります。特に肝細胞癌では、再発の多くが残った肝臓内に起こるとされています。

肝内再発には、初回治療で取りきれなかった癌が再び大きくなる場合と、慢性肝疾患を背景に別の場所から新たに癌が発生する場合があります。そのため、初回治療が終わったあとも、肝臓全体を継続して確認していくことが大切です。

再発と転移の違いについては、癌の再発と転移の違いとは?のページでも解説しています。

肺・骨・リンパ節などへ遠隔転移することもある

肝臓癌は、肝臓内で再発することが多い一方で、肺、骨、リンパ節、副腎、脳などへ転移することもあります。肝臓外に転移がある場合は、局所治療だけでなく薬物療法や症状緩和を含めた全身的な治療方針が検討されます。

たとえば、骨転移による痛みがある場合は放射線治療、肺転移やリンパ節転移がある場合は薬物療法など、病巣の場所や症状に応じて治療の目的が変わることがあります。

再発しても治療の選択肢はある

肝臓癌が再発した場合でも、治療の選択肢がなくなるわけではありません。再切除、ラジオ波焼灼療法、TACE、薬物療法、放射線治療、緩和ケアなどが検討されることがあります。

ただし、どの治療が適しているかは、肝機能、癌の個数・大きさ、脈管侵襲、肝外転移の有無、過去の治療内容によって異なります。肝臓癌では、癌の状態だけでなく、肝臓そのものの機能を確認しながら治療方針を決めることが重要です。

肝臓癌が再発しやすい理由

慢性肝炎や肝硬変などの発生母地が残るため

肝細胞癌の多くは、B型肝炎、C型肝炎、肝硬変、非アルコール性脂肪性肝疾患、アルコール性肝障害などの慢性肝疾患を背景に発生します。

癌を治療しても、肝臓そのものに炎症や線維化が残っている場合、新たな癌が発生しやすい状態が続きます。つまり、肝臓癌では「できた癌を治療すること」と同時に、「癌ができやすい肝臓の状態を管理すること」も重要になります。

肝臓内の別の場所に新しい癌が発生することがある

肝臓癌の再発では、同じ癌が再び出てくるだけでなく、肝臓内の別の場所に新しい癌が発生することがあります。これは、慢性肝炎や肝硬変などによって、肝臓全体が癌を生じやすい状態になっているためです。

このような再発の特徴があるため、手術や局所治療で目に見える癌を取り除けた場合でも、治療後の定期検査を続ける必要があります。

肝機能の低下が治療選択に影響する

肝臓癌では、癌の進行度だけでなく、肝機能の状態が治療方針を左右します。肝予備能が低下していると、手術や局所治療、薬物療法を行いにくくなる場合があります。

治療方針を考える際には、Child-Pugh分類、ALBIスコア、肝障害度などを用いて、肝臓がどの程度働いているかを評価します。肝機能が保たれている場合と、肝硬変や腹水、黄疸などがある場合では、選べる治療が異なります。

肝臓癌の再発で注意したい症状

肝臓癌は、再発しても初期には自覚症状が出にくいことがあります。症状だけで再発の有無を判断することはできないため、治療後の定期検査が重要です。

右上腹部の痛み・腹部の張り

腫瘍が大きくなると、みぞおちから右上腹部にかけての痛み、腹部の張り、圧迫感などが出ることがあります。肝臓の表面を覆う膜が刺激されることで、痛みを感じる場合があります。

黄疸・腹水・むくみ

肝機能の低下や胆道の圧迫などによって、皮膚や白目が黄色くなる黄疸、腹水、足のむくみなどが出ることがあります。これらは癌そのものだけでなく、肝硬変の進行によって起こる場合もあります。

急にお腹が張る、尿の色が濃くなる、皮膚のかゆみが強くなるといった変化がある場合は、早めに医師へ相談しましょう。

倦怠感・食欲低下・体重減少

再発や肝機能低下によって、強いだるさ、食欲低下、体重減少などが出ることがあります。肝臓癌の治療歴がある方で、原因がはっきりしない体調不良が続く場合は、主治医へ相談しましょう。

骨の痛み・咳・息切れなど肝外転移の症状

肝臓以外に転移している場合、転移先に応じた症状が出ることがあります。骨転移では背中や腰、足の痛み、肺転移では咳や息切れ、胸の苦しさなどが出ることがあります。

肝臓と関係なさそうに見える症状でも、再発・転移のサインになる場合があります。気になる症状が続く場合は、治療歴を伝えたうえで受診しましょう。

癌の再発のサインについては、癌の再発の予兆(サイン)とは?のページでも解説しています。

肝臓癌の再発を調べる検査

肝臓癌の再発を調べる検査は、肝臓内の病巣を確認する検査、肝外転移を調べる検査、肝機能を評価する検査に分けられます。検査の種類や間隔は、治療歴や肝機能、再発リスクに応じて決まります。

腹部超音波検査

肝臓内の病変を確認するために、腹部超音波検査が行われることがあります。体への負担が少なく、定期的な経過観察にも用いられます。

ただし、体格や肝臓の状態、腫瘍の場所によっては見えにくいこともあります。その場合は、CTやMRIなどを組み合わせて確認します。

CT・MRI検査

肝臓内の再発、血管への広がり、肝外転移の有無などを確認するために、CTやMRIが行われます。造影検査によって、腫瘍の性質や広がりを詳しく確認することがあります。

CTやMRIは、再切除やRFA、TACEなどの治療方針を決めるうえでも重要です。腫瘍の個数、大きさ、位置、血管や胆管との関係を確認します。

腫瘍マーカー・血液検査

AFP、PIVKA-IIなどの腫瘍マーカーや、肝機能を確認する血液検査が行われます。ただし、腫瘍マーカーだけで再発の有無を判断することはできません。

腫瘍マーカーが上昇しても、画像検査で病変が確認できない場合があります。一方で、再発していても腫瘍マーカーが大きく上がらないこともあります。画像検査や肝機能評価と合わせて総合的に判断されます。

肝機能評価

肝臓癌では、治療方針を決めるために肝機能評価が欠かせません。Child-Pugh分類、ALBIスコア、肝障害度などにより、肝臓の働きがどの程度保たれているかを確認します。

同じ大きさの再発病変でも、肝機能が保たれている人と低下している人では、選べる治療が変わることがあります。肝機能評価は、再発治療の方針を考えるうえで非常に重要です。

全身検索

肺や骨、リンパ節などへの転移が疑われる場合は、胸部CT、骨シンチグラフィ、PET検査などが検討されることがあります。

咳や息切れ、骨の痛み、リンパ節の腫れなど、肝臓以外の症状がある場合は、主治医に伝えましょう。症状に応じて必要な検査が検討されます。

肝臓癌が再発した場合の治療法

肝臓癌が再発した場合の治療は、肝臓内の再発か肝外転移か、癌の個数や大きさ、脈管侵襲の有無、肝機能、過去の治療内容によって変わります。主な治療法には、再切除、ラジオ波焼灼療法、TACE、薬物療法、放射線治療、緩和ケア・支持療法があります。

再切除

再発が肝臓内に限られており、肝機能が保たれている場合は、再切除が検討されることがあります。再切除は、根治を目指せる治療のひとつです。

ただし、肝臓は切除できる量に限りがあります。初回手術でどの範囲を切除したか、残った肝臓の機能がどの程度あるか、再発部位がどこかによって、再切除が可能かどうかは慎重に判断されます。

ラジオ波焼灼療法(RFA)

小さな肝内再発では、ラジオ波焼灼療法が検討されることがあります。ラジオ波焼灼療法は、体の外から針を病変に刺し、熱で癌細胞を焼灼する治療です。

体への負担が比較的少ない一方で、腫瘍の大きさや位置によって適応が変わります。血管や胆管、消化管に近い病変では、周囲への影響を考えて慎重に判断されます。

肝動脈化学塞栓療法(TACE)

腫瘍が複数ある場合や、切除・RFAが難しい場合には、肝動脈化学塞栓療法(TACE)が検討されることがあります。TACEは、癌に栄養を送る血管を塞ぎ、抗がん剤を局所に届ける治療です。

肝臓癌は、肝動脈から栄養を受けて大きくなることが多いため、血流を利用した治療が検討されます。ただし、TACEを繰り返すと肝機能に負担がかかることがあるため、治療効果と肝機能のバランスを見ながら行われます。

薬物療法

進行した肝臓癌や、肝外転移がある場合には、分子標的薬や免疫療法を含む薬物療法が検討されます。薬物療法は全身に作用するため、複数の病巣がある場合や局所治療が難しい場合に選択肢となります。

近年では、免疫チェックポイント阻害薬と分子標的薬を組み合わせる治療や、複数の分子標的薬が使用されることがあります。薬剤の選択は、肝機能、全身状態、過去の治療歴、副作用のリスクなどを踏まえて判断されます。

薬物療法については、抗がん剤治療免疫療法のページも参考にしてください。

放射線治療

肝臓癌の再発では、骨転移の痛み、脳転移、血管や胆管の圧迫などに対して、放射線治療が検討されることがあります。また、肝臓内の病巣に対して定位放射線治療などが検討される場合もあります。

肝臓は放射線の影響を受けやすい臓器でもあるため、照射範囲や線量は慎重に計画されます。過去の治療歴や肝機能、周囲の臓器との位置関係を踏まえて適応が判断されます。

放射線治療については、放射線治療のページでも解説しています。

高精度放射線治療

病巣の位置や数によっては、定位放射線治療やトモセラピーなどの高精度放射線治療が検討されることがあります。

特に、手術やRFAが難しい部位に病巣がある場合、複数の病巣への照射を検討したい場合、正常組織への影響をできるだけ抑えながら治療したい場合は、高精度放射線治療に対応する医療機関へ相談することで、治療選択肢を整理しやすくなることがあります。

ただし、高精度放射線治療が適しているかどうかは、病巣の位置、肝機能、過去の治療歴、全身状態によって異なります。主治医や専門医と相談しながら判断することが大切です。

肝臓癌に対するトモセラピーについては、肝臓癌へのトモセラピー治療のページでも紹介しています。

緩和ケア・支持療法

肝臓癌の再発では、痛み、倦怠感、腹水、黄疸、不安などを和らげるために、緩和ケアや支持療法が行われます。

緩和ケアは、治療の終末期だけに受けるものではありません。再発治療と並行して、痛みや苦しさを軽くし、生活の質を保つために活用できます。

緩和ケアについては、その他の治療:緩和ケアのページでも解説しています。

肝臓癌の再発では、治療法ごとの得意領域と肝機能を確認することが大切です

肝内再発、複数病巣、肝外転移、肝機能低下など、肝臓癌の再発では状態によって相談先が異なります。肝切除、ラジオ波焼灼療法、TACE、薬物療法、放射線治療、緩和ケアなどの特徴を確認し、自分の状況に合った医療機関を探しましょう。

肝臓癌の再発で相談先を選ぶポイント

肝臓癌の再発では、どの医療機関に相談すべきか迷うことがあります。まずは、これまで肝臓癌の治療を受けてきた主治医や医療機関に相談することが基本です。そのうえで、治療方針に迷う場合や他の選択肢を知りたい場合は、セカンドオピニオンを検討することもできます。

肝内再発で肝機能が保たれている場合は肝切除・RFAに対応する病院

肝臓内に限られた再発で、肝機能が保たれている場合は、再切除やラジオ波焼灼療法が検討されることがあります。肝胆膵外科、消化器内科、放射線診断科などが連携している医療機関では、病変の位置や肝機能に応じた治療方針を相談しやすくなります。

複数病巣ならTACEや薬物療法に対応する医療機関

腫瘍が複数ある場合や、切除・RFAが難しい場合は、TACEや薬物療法が検討されることがあります。肝機能を評価しながら、治療効果と副作用のバランスを見て方針を決める必要があります。

TACEを繰り返している場合や、肝機能への負担が心配な場合は、次の治療選択肢を含めて相談できる医療機関を検討することも大切です。

肝外転移や進行例では薬物療法・放射線治療に対応する病院

肺・骨・リンパ節などへの転移がある場合は、薬物療法を中心に、症状のある病巣へ放射線治療が検討されることがあります。腫瘍内科、消化器内科、放射線治療科が連携する医療機関が候補になります。

肝機能が低下している場合は肝疾患管理も相談先選びの基準にする

肝臓癌では、癌治療だけでなく肝硬変、肝炎、腹水、黄疸などの管理が重要です。肝臓専門医がいる医療機関や、慢性肝疾患の管理に対応している病院を選ぶことも大切です。

肝機能が低下している場合は、無理に癌だけを攻める治療を行うと、体への負担が大きくなることがあります。治療効果と肝機能の維持を両立できる方針を相談しましょう。

セカンドオピニオンを受けるときに準備したいもの

セカンドオピニオンを受ける場合は、紹介状、画像データ、血液検査結果、腫瘍マーカー、肝機能評価、これまでの治療内容、肝炎ウイルスや肝硬変の情報などを準備しておくと相談が進みやすくなります。

「再切除はできるのか」「RFAやTACEは適応になるのか」「薬物療法へ移るべきか」「放射線治療は検討できるのか」など、聞きたいことを事前にメモしておくことも大切です。

肝臓癌の再発と生存率の考え方

生存率は、治療方針を考えるうえで参考になる情報のひとつです。ただし、生存率は過去の統計であり、個人の予後をそのまま示すものではありません。肝機能、再発部位、治療内容、全身状態によって、実際の経過は異なります。

肝臓癌の5年生存率と10年生存率

全国がんセンター協議会の生存率調査では、肝臓癌のステージ別生存率は以下のように示されています。

ステージ 5年生存率
(2011-2013年診断症例)
10年生存率
(2005-2008年診断症例)
ステージI 57.2% 24.2%
ステージII 36.4% 14.3%
ステージIII 13.7% 5.7%
ステージIV 1.9% 1.7%

参照元:全国がんセンター協議会(全がん協加盟施設の生存率協同調査)/全がん協生存率

再発後の予後は肝機能・再発部位・治療選択肢によって異なる

肝臓癌の再発後の予後は、肝内再発か肝外転移か、肝機能が保たれているか、再切除やRFAができるか、TACEや薬物療法が可能かによって変わります。

生存率だけを見て不安を強めるのではなく、自分の状態ではどのような治療が考えられるのか、治療の目的は何かを主治医と確認することが大切です。

肝臓癌はどのような癌か

肝臓癌は、大きく分けて、肝臓から発生する原発性肝癌と、他の臓器から転移して発生する転移性肝癌に分類されます。原発性肝癌の多くを占めるのが肝細胞癌です。

肝細胞癌の主な原因には、B型肝炎、C型肝炎、肝硬変、非アルコール性脂肪性肝疾患、アルコール性肝障害などがあります。飲酒、糖尿病、肥満なども発症リスクと関係するとされています。

肝臓癌は、初期には自覚症状が出にくいことが多く、定期的な画像検査や血液検査で見つかることがあります。慢性肝疾患がある方は、医師の指示に沿って継続的に検査を受けることが重要です。

肝臓癌のステージ

肝臓癌のステージ分類には、日本肝癌研究会による「臨床・病理原発性肝癌取扱い規約」と、国際規約である「TNM悪性腫瘍の分類(UICC)」があります。分類方法は異なる部分がありますが、いずれも癌の大きさや個数、脈管侵襲、リンパ節転移、遠隔転移などをもとに判断します。

臨床・病理原発性肝癌取扱い規約による分類

I期 癌が1つに限られ、大きさが2cm以下で、脈管への広がりがない状態です。
II期 癌の個数、大きさ、脈管侵襲の条件のうち、一定の条件を満たす状態です。
III期 癌の大きさや個数、脈管侵襲のいずれかで進行が見られる状態です。
IVa期 癌が進行している、またはリンパ節転移が見られる状態です。
IVb期 肝臓以外の臓器への遠隔転移が見られる状態です。

UICCによる分類

Ia期 直径2cm以下の癌が1つだけ認められる状態です。
Ib期 血管侵襲を伴わない、直径2cmを超える癌が1つだけ認められる状態です。
II期 血管侵襲を伴う癌が1つある、または直径5cm以下の癌が複数認められる状態です。
III期 大きな癌が複数ある、または血管や隣接臓器への広がりが見られる状態です。
IVa期 領域リンパ節への転移が認められる状態です。
IVb期 肝臓以外の臓器への遠隔転移が認められる状態です。

ステージと肝機能を合わせて治療方針を考える

肝臓癌では、ステージだけで治療方針が決まるわけではありません。肝予備能、Child-Pugh分類、ALBIスコア、腹水や黄疸の有無など、肝臓の状態を合わせて確認します。

同じステージでも、肝機能が保たれている場合と低下している場合では、選択できる治療が異なることがあります。治療方針を確認するときは、「癌の進行度」と「肝機能」の両方を主治医に確認しましょう。

肝臓癌の再発を防ぐためにできること

肝臓癌の再発を完全に防ぐ方法は確立されていません。しかし、背景にある肝疾患を管理し、定期検査を続けることは、再発や新たな癌の発生と向き合ううえで重要です。

肝炎ウイルスの治療を継続する

B型肝炎やC型肝炎がある場合は、ウイルス性肝炎の治療や管理を続けることが重要です。癌を治療しても、肝臓に炎症が残ると新たな癌が発生しやすくなります。

肝硬変・脂肪肝・アルコール性肝障害を管理する

肝硬変、脂肪肝、アルコール性肝障害は、肝臓癌の再発や新規発生と関係します。飲酒量、体重、糖尿病、脂質異常症などの管理も重要です。

アルコールを控える、体重を適正に保つ、糖尿病や脂質異常症を管理するなど、肝臓への負担を減らす生活を続けることが大切です。

治療後の定期検査を続ける

肝臓癌は再発しやすいため、治療後も定期的な画像検査や血液検査が重要です。検査間隔は、肝機能や再発リスクに応じて医師が判断します。

通院間隔が長くなっても、腹部の張り、黄疸、強い倦怠感、体重減少などが出た場合は、次の予約日を待たずに相談しましょう。

自己判断で民間療法に偏らない

肝機能が低下している場合、サプリメントや民間療法が肝臓に負担をかけることがあります。自己判断で取り入れず、主治医に相談することが大切です。

特に、複数の薬を服用している場合や、肝硬変がある場合は、健康食品やサプリメントであっても肝機能に影響する可能性があります。

肝臓癌の再発に関するよくある質問

肝臓癌は再発しやすい癌ですか?

肝臓癌、特に肝細胞癌は再発しやすい癌のひとつです。背景に慢性肝炎や肝硬変などがある場合、治療後も新たな癌が肝臓内に発生する可能性があります。

肝臓癌の再発はどこに多いですか?

肝臓内に再発することが多いとされます。一方で、肺、骨、リンパ節、副腎、脳などへ転移することもあります。

肝臓癌が再発しても治療できますか?

再発しても治療の選択肢がなくなるわけではありません。再切除、ラジオ波焼灼療法、TACE、薬物療法、放射線治療、緩和ケアなどが検討されます。肝機能や再発部位によって選択肢は異なります。

再発した癌が完治する可能性については、再発した癌は完治するのかのページも参考にしてください。

肝機能が悪いと治療できませんか?

肝機能が低下している場合、手術や局所治療が難しくなることがあります。ただし、肝機能や症状に応じて、薬物療法、緩和ケア、支持療法などが検討されることもあります。

肝臓癌では、癌だけでなく肝臓の状態を見ながら治療方針を決めることが重要です。

セカンドオピニオンは受けてもよいですか?

治療方針に迷う場合や、他の選択肢を知りたい場合は、セカンドオピニオンを受けることも選択肢です。画像データ、血液検査、肝機能評価、これまでの治療内容を準備して相談すると、より具体的な意見を得やすくなります。

まとめ:肝臓癌の再発では、再発部位と肝機能に合った治療方針を考えることが大切

肝臓癌は、治療後も再発しやすい癌のひとつです。特に肝細胞癌では、肝臓内に再発することが多く、慢性肝炎や肝硬変などの発生母地が残っている場合は、新たな癌が発生する可能性もあります。

再発が疑われる場合は、まず主治医や治療を受けた医療機関へ相談しましょう。そのうえで、再切除、ラジオ波焼灼療法、TACE、薬物療法、放射線治療、緩和ケアなどの選択肢を整理し、自分の状態に合った治療方針を考えることが大切です。

肝臓癌の再発では、癌の大きさや個数だけでなく、肝機能が治療選択に大きく影響します。治療方針に迷う場合や、他の選択肢を知りたい場合は、セカンドオピニオンを受けることもできます。再発部位、肝機能、治療歴、体力、生活への影響を踏まえて、納得できる相談先を選びましょう。