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肺癌

掲載している治療法は保険適用外の自由診療も含まれます。自由診療は全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なりますので、不安な点については、各クリニックの医師に直接確認・相談してから治療を検討することをおすすめします。

肺癌の5年生存率と10年生存率

肺癌の5年生存率

肺癌の10年生存率

肺癌が転移しやすい箇所

肺癌

肺には多くの血管、リンパ管が集まっており血管、リンパ管に乗って転移しやすく、リンパ節、脳、肝臓、副腎、骨への転移が多くみられます。肺癌は早期でも転移しやすく、全身に広がってしまうリスクが高いといわれています。

肺癌はどのような癌か

肺癌とは肺胞や気管、気管支の細胞がなんらかの原因で癌化してしまい増殖して発生します。

肺癌は周りの組織を破壊しながら進行し、血液やリンパの流れに乗って広がっていきます。組織やその集団の形の違いがあり、大きく小細胞肺癌と非小細胞肺癌にわけられます。非小細胞肺癌はさらに腺癌、扁平上皮癌、大細胞癌などにわけられます。

肺癌の60%を占めるのが腺癌で女性に多く、症状が出にくいという特徴があります。次いで扁平上皮癌で喫煙者に多いという特徴があります。

肺癌は早期の場合は症状が出にくく、風邪だと思われたりで気づかれない事が多いです。

肺癌の主な症状

肺癌にみられる主な症状は咳、呼吸困難、息苦しさ、息切れ、体重減少、胸の痛み、血痰などです。

肺癌が再発しやすい理由

肺癌は他の癌と比べて血管やリンパ管が豊富な事もあり、転移しやすいといわれています。中でも脳に転移しやすい傾向があります。

最初の治療で完全に癌細胞が取り除けなかった場合には残った癌細胞が増殖し、血管やリンパ管の流れに乗って転移し、その場所で再発を起こす事があります。

肺癌に用いられる治療法

肺癌が再発した場合、再発した癌が肺だけに留まっている局所の場合は、外科手術で取り除く事もあります。

しかし肺癌の再発の場合は転移している可能性が高いため、癌の進行を抑える目的で抗がん剤治療、放射線治療が行われます。

場合によっては免疫療法も併用しておこなわれます。

肺癌を再発させないための予防法

肺癌を再発させないためには生活習慣を改善させる事が重要です。

食生活の見直しや運動を行う、ストレスを溜めないという事が重要ですが、肺癌の場合は何と言っても喫煙が大きく影響します。

禁煙する事はもちろんのこと、身近な人の喫煙による副流煙も肺癌のリスクを高めるので注意が必要です。

また手術後の術後補助療法は再発のリスクを大幅に減らす事が出来る治療方法です。癌が再発した場合は、癌治療専門病院へ行き、早めに適切な治療を行う事が重要です。

肺がんのステージ

ここではステージごとの肺癌の状態について解説しています。

ステージ分類

Ⅰa期 リンパ節への転移は見られず、癌の大きさが直径3㎝以下の状態。
Ⅰb期 リンパ節への転移は見られず、癌の大きさが直径3~5㎝、あるいは3㎝以下で胸膜に達している状態。
Ⅱa期 癌の大きさは3~5㎝で、気管支周辺や肺門、肺内のリンパ節への転移が見られる状態。
あるいはリンパ節への転移は見られないが癌の大きさが直径5~7㎝の状態。
Ⅱb期 癌の大きさが5~7㎝で、気管支周辺や肺門、肺内のリンパ節転移が見られる状態。
あるいはリンパ節転移は見られないが、癌の大きさが7㎝を超え、胸壁や横隔膜、胸膜などに達している状態。
Ⅲa期 縦隔や器官分岐部のリンパ節に転移が見られ、癌の大きさが7㎝以下の状態。
あるいは気管支周辺や肺門、肺内のリンパ節に転移が見られ、かつ癌の大きさが7㎝以上、胸壁や横隔膜などに達している状態。
またはリンパ節への移転は見られないが、癌が縦隔や心臓、食道などに達している状態。
Ⅲb期 癌の大きさや浸潤度に関係なく、癌のある側の肺と反対側の縦隔、肺門、前斜角筋、鎖骨上窩のリンパ節への転移が見られる状態。
Ⅳ期 癌の大きさや浸潤度、リンパ節転移の有無などに関係なく、癌の遠隔転移が見られる状態。

ステージの分類方法

肺がんのステージ分類は、癌の大きさと浸潤度(T因子)、リンパ節転移の有無(N因子)、遠隔転移の有無(M因子)の3つの因子から総合的に判断。いずれの場合も数字が大きくなるにつれ、また同じ数字内でも「a<b<c」の順で重度となります。

ステージごとの治療方針

Ⅰ~Ⅲa期

体の状態なども考慮して、切除手術が可能と判断されれば、肺にある癌(原発巣)と転移した癌(転移巣)とを全て切除し、転移していると考えられるリンパ節も全て切除します(リンパ節郭清)。術後は薬物療法で経過を観察します。

Ⅱ~Ⅲ期

手術は不可能と判断された場合には、放射線療法で癌細胞を攻撃。化学療法と併用する場合もあります。

Ⅲ~Ⅳ期

Ⅲ期でも放射線療法では効果が得られないと判断される場合や遠隔転移が見られるⅣ期では、抗がん剤や分子標的治療薬などの薬物療法を実施。また、脳転移や骨転移による症状を緩和させる目的で、緩和的治療も行われる場合があります。

一方、肺がんとしては稀な種類である「小細胞がん」というものもあり、これは進行が早く遠隔転移しやすいものの、抗がん剤や放射線療法が効きやすいため、Ⅱ期であっても手術ではなく下顎放射線療法や薬物療法がとられることがあります。