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国立成育医療研究センター

掲載している治療法は保険適用外の自由診療も含まれます。自由診療は全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なりますので、不安な点については、各クリニックの医師に直接確認・相談してから治療を検討することをおすすめします。

小児・周産期・産科・母性医療を専門としている国立高度専門医療研究センターである「国立成育医療研究センター」。小児へのリニアック放射線治療を行っています。このページでは国立成育医療研究センターのがん治療の特徴や内容などを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

国立成育医療研究センターの医師

笠原 群生病院長

笠原 群生医師の経歴

1992年に群馬大学医学部を卒業し、1999年に京都大学移植外科の助手や2003年に京都大学移植外科の医長などを務めた医師です。その後2005年に国立成育医療研究センター 移植外科の医長、2011年6月に国立成育医療研究センターの臓器移植センター長となり、2022年4月に国立成育医療研究センターの病院長に就任しています。外科学会の専門医・指導医などの資格も所有。より専門的な立場で国立成育医療研究センターの発展を目指しています。

笠原 群生医師の所属学会・資格・役職など

国立成育医療研究センターの代表的な治療法

国立成育医療研究センターでは子供や周産期、産科、母性医療を専門としている国立硬度専門医療研究センターです。そんな国立成育医療研究センターにおける代表的な治療は、リニアックと呼ばれる放射線治療でしょう。放射線治療は外科的治療・化学療法と並ぶ三大治療のひとつとされており、切らない治療法とも言われています。

子供も怖がらないリニアック治療

国立成育医療研究センターではリニアックと呼ばれる装置を導入しており、リニアック室で実施しています。基本的に6~30回ほどの治療を行い、1回あたりの治療は5分~15分程度です。放射線が照射されている実質の時間は2~5分程度ですが、その間患者は一人で過ごさなければならず、じっと寝台の上に寝転ぶ必要があります。そのため子供の場合、じっとできずに嫌がることもあり、子供が適切な治療を受けるためにも怖がらせないための工夫が必要不可欠でしょう。

国立成育医療研究センターでは治療室全体を可愛いシールなどを飾り、居心地の良い空間になるように演出。さらに苦痛ないよう体の動きを制限するアイテムを用いるなどの工夫も施されています。子供が放射線治療を楽しいと思い、かつ達成感を覚えるように治療時にはシールを渡すことも。また家族が不安にならないよう、治療の様子を観察することも可能です。様々な創意工夫で、小さな子供でも嫌がることなく放射線治療に臨めるでしょう。

小児麻酔に熟練した麻酔科医が担当

幼い子供にとっては、数分であっても動かないようにすることが難しいケースもあるでしょう。そのため麻酔を用いて、放射線治療を行うことも。国立成育医療研究センターのリニアック室には麻酔装置が完備され、操作室で整体モニターを常に観察できる体制が整っています。基本的には放射線治療の麻酔なので、手術時の麻酔よりも短時間しか効果がない麻酔となりますが、何度も繰り返し行う可能性があるため確実かつ安全に行う必要があるでしょう。そのため小児の麻酔に熟練した麻酔科医が放射線治療の麻酔も担当しており、状況にあわせて麻酔が行えるようになっています。

国立成育医療研究センターの特徴

小児がんセンターを開設

診療部門・研究部門・中央診断/データ管理部門・患者支援部門に大きく分類されています。病院と研究所が協力し合う関係性であることで、各診療科を結ぶ統合体制を取ることができるでしょう。また小児医療の専門的な機能を結集し、患者目線に立った小児がん医療を目指しています。がん緩和ケア科では「こどもサポートチーム」とタッグを組み、小児がんを抱えた患者や家族のQOLを高めた緩和医療も積極的に取り組んでいます。さらに長期フォローアップ科もあり、小児がん経験者に生じやすい問題を理解し、適切な対応を行ってくれるでしょう。

小児がん手術に特化した腫瘍外科

2016年7月に小児がんセンター内に外科的治療を専門に取り扱う部門として設置されています。小児がんセンターの内科系診療科・放射線診断科・放射線治療科と連携し、集学的治療を実施。基本的に手術を行う際は小児外科とのチームで対応しています。小児がんの治療は複雑になりやすく、家族も多くの不安を抱えがちなので、できる限り専門用語を用いることなく分かりやすい説明を心掛けているのも特徴的でしょう。セカンドオピニオン外来も設けており、小児がんの治療に不安がないよう相談できる環境が整っています。

国立成育医療研究センターでの癌治療の流れ

基本的には紹介状持参のうえ、事前予約が必要となります。もし紹介状がない場合には別途選定療養費(8,800円)が発生するので注意しましょう。まずは予約センターに電話して予約をとります。予約時間に合わせて受診してください。

国立成育医療研究センターの基本情報

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