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掲載している治療法は保険適用外の自由診療も含まれます。自由診療は全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なりますので、不安な点については、各クリニックの医師に直接確認・相談してから治療を検討することをおすすめします。
大学付属病院として100年以上の歴史を持ち、癌治療を含めた様々な臨床治療や研究に関して、厚生労働省より臨床研究中核病院としても指定されています。また、腫瘍センター「がん専門初診外来」も開設しています。
北川院長は、慶應義塾大学病院の院長であると同時に、一般・消化器外科の教授であり、消化器系の分野の治療に関して様々な医学会から専門医として認定されているドクターです。
1990年代から取り組んでいる患者への負担が少ない低侵襲癌治療や、治療困難高度進行悪性腫瘍など、消化器外科領域の疾患において技術を持つ医師を育成し、日本を代表する医療機関としてグローバルスタンダードの癌治療の実践を目指しています。
また、北川院長自身も癌治療を行う医師として、治療効果と安全性を追求した手術を実践しています。
一般・消化器外科に所属する川久保准教授は、食道癌や胃癌といった消化器系の癌治療を担当しており、それぞれの患者の体質や、癌の性質、進行度などを見極めた上で、適切と思われる治療の提案と実施に尽力しているドクターです。
また、日本外科学会や日本消化器外科学会、日本食道学会など様々な医学会から専門医や指導医として認定されており、日本がん治療認定機構からは「がん治療認定医」として認められている点も特徴です。
さらに臨床だけでなく研究分野でも実績が豊富で、特に癌の早期発見や、内視鏡を活用した治療法・手術法の研究を専門としています。
外科医として40年近い実績を持つベテランドクターであり、日本外科学会や呼吸器外科専門医合同委員会から専門医や呼吸器外科専門医の資格を取得している医師です。
また、国内だけでなく海外の医療機関や医学会でも活躍しており、ソウル国立大学客員教授や、世界肺癌学会病期委員会副委員長といった、様々な役職を務めていることも特徴です。
外科医として患者の負担が小さく、治療効果の高い手術の成功を重視しており、常に研鑽を積みながら高みを目指し続けています。
日本泌尿器科学会認定の専門医・指導医として、泌尿器系の癌治療や腎臓癌、透析医学などを専門としている医師です。また、多種多様な症例に対して専門医として確実に治療へ当たれるよう、臨床研究に取り組んでおり、さらに教授としてチーム全体の医療レベルの向上や、患者第一の治療環境の充実に尽力していることも見逃せません。
大家教授の活躍は慶應義塾大学の中でも認められており、2020年度の慶應義塾大学医学部ベストティーチャーアワードにおいて、第6学年の第1位を獲得(公式サイトより)していることも特徴です。
参照元:慶応義塾大学医学部・医学研究科/2020年度 Best Teacher Award 集計結果[PDF]
慶應義塾大学病院では、老若男女のさまざまな癌に対して専門的な治療が実践されており、さらに部位・種類・治療法に応じて担当診療科が細分化されています。
また、自分の癌がどの診療科の担当になるのか分からない人のために、がん専門初診外来が開設されていることも特徴です。
医学的根拠にもとづいた癌の集学的治療を始めとして、患者の体質や癌の症状に応じた個別治療や、患者への負担を最小限に抑えた低侵襲治療、慶應義塾大学医学部が独自に研究・開発を行っている治療法など、様々な選択肢が用意されています。
また、それぞれの部位や症状に対する治療法は、慶應義塾大学病院が運営している医療・健康情報サイト「KOMPAS」において、詳細が公開されています。
複数の学会から癌治療の専門資格を取得している外科医が数多く在籍しており、標準治療としてさらに安全性を追求した手術が実践されています。加えて、患者の術後を考えて、再発リスクを抑えつつも、可能な限り臓器を温存できるよう必要最小限の切除を行うことが目指されている点も重要です。
なお、切除不能な癌や再発例に対しては抗がん剤治療が検討され、各部位や臓器ごとに第一選択となる標準治療が推奨されます。ただし、抗がん剤治療では副作用のリスクを抑えるため、患者の年齢や体質、全身の状態などを細かく診断した上で、個々に合った治療計画が提案される、オーダーメイドの癌治療が実践されていることも見逃せません。
腫瘍センター「がん専門初診外来」は、患者の負担を減らしつつ、それぞれの癌に対して迅速かつ正確な診断を行って治療へ進められるよう、診療科の枠を超えた包括的癌医療を提供しています。
がん専門初診外来では、それぞれのがんを専門領域とする医師が集結しており、患者が複数の診療科を回らずとも、複数の医師がチーム体制で診療に当たっている点がポイントです。
2017年11月から「がん遺伝子外来」を開設しており、2018年2月には厚生労働省より「がんゲノム医療中核拠点病院」として認定されました。
これにより、患者の遺伝子を解析して、癌の原因となり得る遺伝子を分析し、最適な治療薬の実現を目指しています。
一般的に、15歳から40歳頃までの「AYA世代(思春期・若年成人)」に対して、単に癌の治療を行うのでなく、現在の生活や仕事を継続しながら治療を進められるような体制が整えられていることも重要です。
慶應義塾大学病院では、若年層の癌患者における就労や療養について、がん相談支援センターが相談支援を行っている他、リプロダクションセンターが各診療科と連携して、妊孕性温存を積極的にサポートするための取り組みも行っています。そのため、これから子供を持ちたいと考えている患者にとっても、ライフスタイルや将来を大切に考えた治療計画を提案してもらえることは魅力的でしょう。
100年以上の歴史を持つ慶應義塾大学病院は、日本を代表する医療機関の1つであり、これまでにも数々の手術や研究を成功させている病院です。2万坪を超える慶応大学キャンパス内に設置された院内には診療施設が設けられており、各科の医師が数多くの外来患者を診療しています。
また、癌治療に関しても「がんゲノム医療中核拠点病院」であり、従来の標準治療からグローバルスタンダードの先進治療まで、幅広い治療法をカバーし、常に患者に対して適切な治療を安全性に配慮したうえで提供することを目指しています。
また、単に医師による治療環境を充実させるだけでなく、様々な面で患者や家族を支援する体制も整えられており、相談支援センターや「がんの親をもつ子どものサポートチーム(SKiP,KEIO)」といった部門を設けながら、スタッフがそれぞれの患者のライフスタイルを根底から支えている取り組みも魅力です。
もちろん、慶應義塾大学病院は慶應義塾大学医学部の附属機関として、最先端医療に関する研究を行うと共に、公的機関や民間企業とも連携しながら、新しい医療機器の開発や国内外で活躍できる後進の育成にも力を入れています。
麻酔科医師や精神科医師、専門看護師、薬剤師といった各分野の専門家を中心としたチーム体制によって、患者や家族の人生の質(QOL)を向上させられるよう、緩和ケアを専門に扱う緩和ケアセンターが開設されています。
慶應義塾大学病院の緩和ケアは、治療困難な患者に対してのみ実践されるものでなく、病気治療の全ての経過において、患者の苦痛や不安を和らげることが目的とされていることもポイントです。
慶應義塾大学病院以外の病院で癌治療を受けている患者に対して、経験豊富な医師がより良い治療法や治療計画について相談に乗る、セカンドオピニオン外来も開設されています。
慶應義塾大学病院では原則として、初診受付には他の医療機関からの紹介状が必要です。また、癌と診断された方や、詳細な検査が必要と判断された方については、改めて各担当診療科ごとに治療が進められます。
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