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まだ癌の再発はしていないからこそできることがある
癌の再発させないための三次予防として有効といわれているのは食事療法、運動療法、術後補助療法、そしてストレスを溜めないことなどです。つまり普段の生活習慣が重要となり、これを改善する事が予防には必須といえます。癌によくない食べ物や予防に取り入れたい食べ物、また主な術後補助療法の種類、ストレスを溜めないにはどうしたら良いのか、具体的な方法を挙げながら解説していきます。
局所再発だからこそ取れる手段
局所の再発、または領域再発の場合、根治を目指した外科手術が行われます。癌細胞を切除するためには癌細胞のある部分だけではなく、正常な部分を一定範囲いっしょに切除する必要があります。外科手術によって癌細胞を完全に取り去る事ができれば、無限に増殖し続ける癌細胞が体内に存在しない事になるため有効ではあります。ただし、手術を受ける体力などに問題が生じる場合もあるため、医師との話し合いが必要です。
放射線による、広範囲の癌細胞への治療
遠隔転移癌に対する治療で、短期間で行えるものとして放射線治療と抗がん剤治療が挙げられます。放射線治療は細胞の遺伝子に直接作用して癌細胞が分裂する能力をなくする、または細胞自ら死んでいく現象(アポトーシス)を増強させて癌細胞を破壊します。癌が再発した場合、他の部位への転移が考えられるため、これらの治療は有効な方法となります。また、抗がん剤治療は薬物を点滴や内服により身体の中に入れることで、全身的に効果を期待できる治療法。放射線治療と合わせて行うと相乗効果が期待できます。
身体に負担をかけず、じっくりと治療を行う免疫療法
遠隔転移癌に対する治療で、長期間行う治療として免疫療法があります。人間の身体には体内にあるウイルスや細菌など自己ではない異物を識別し、体外に排除しようとする免疫機能が備わっています。癌細胞も自己の本来の細胞ではない点で異物の1つです。そこで免疫機能を増強する事に通って、癌細胞を排除させる方法が免疫療法です。手術、抗がん剤、放射線治療が癌の3大治療法といわれますがそれに次ぐ治療法として近年注目されています。
特集
第1弾
アクセス | 東京都渋谷区元代々木町33番12号 小田急線代々木八幡駅・東京メトロ千代田線代々木公園より徒歩6分 |
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電話番号 | 03-6407-9407 |
診療時間 | 診察日:月曜~金曜 9:00~17:30 予約制 休診日:土曜・日曜・年末年始 |
医師の経歴 | 院長 青木幸昌 東京大学医学部医学科卒業 第一種放射線取扱主任者、日本医学放射線学会専門医、日本放射線腫瘍学会認定医、日本放射線腫瘍学会評議員 |
医師について | 説明と選択の医療、人事を尽くすがん医療をモットーとしています。癌治療に携わること30年以上、その多くが進行期・末期という豊富な経験をお持ちの医師です。 |
アクセス | 東京都江東区有明 3-5-7 りんかい線国際展示場駅より徒歩5分 |
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電話番号 | 03-3529-5420 |
診療時間 | 診察日:月曜~金曜 9:00~18:00 休診日:土曜・日曜・祝日 |
医師の経歴 | 院長:柏原賢一 京都府立医科大学卒業。徳島大学医学部放射線医学教室講師、Hahnemann大学(客員教授)、MGH/Wachington大学にて研修。愛媛県立中央病院放射線科部長を経て東京放射線クリニック院長に就任 |
医師について | 何より、患者さんの生活の質の向上に重きをおいて、放射線治療にて毎日快適に過ごせる事を目指した治療を行っています。 |
アクセス | 東京都中央区築地5丁目1-1 東京メトロ日比谷線築地駅より徒歩5分 都営地下鉄大江戸線築地市場駅より徒歩3分 |
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電話番号 | 03-3542-2511 |
診療時間 | 診察日:月曜~金曜 10:00〜16:00(再診予約8:30〜16:00) 休診日:土曜・日曜・祝日 |
医師の経歴 | 病院長 西田 俊朗 大阪大学医学部を卒業 大阪大学医学部附属病院教授、大阪警察病院の副院長・外科系統括部長、国立がん研究センター東病院院長などを歴任し、現在の国立がん研究センター中央病院の院長就任 |
医師について | 希少がんの克服やがんの支持療法の確立、正確ながんデータの集約のための電子カルテ開発に取り組んでいます |
アクセス | 千葉県千葉市美浜区豊砂 1-17 JR京葉線 海浜幕張駅よりバス5分 JR総武線・京成線 幕張本郷駅よりバス10分 |
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電話番号 | 043-299-2000 |
診療時間 | 診察日:月曜~日曜 8:30~17:30 休診日:記載なし |
医師の経歴 | 院長 幡野和男 日本大学医学部卒業後、国立病院医療センター、千葉大学医学部放射線医学教室 助手・講師 米国ペンシルバニア・ハーネマン医科大学 放射線腫瘍学・核医学フェロー 千葉県がんセンター放射線治療部部長を経て現在に至る |
医師について | 放射線治療、特に脳腫瘍(悪性神経膠芽腫)、頭頸部腫瘍、前立腺がんなどへのIMRT、MRIを用いた画像誘導子宮頸癌放射線治療を得意とします。 |
アクセス | 東京都港区赤坂9丁目7−1 ミッドタウン・タワー 6F 都営地下鉄大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅より直結 |
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電話番号 | 03-5413-7920 |
診療時間 | 診察日:月曜~金曜 9:00〜17:00 休診日:土曜・日曜・祝日 |
医師の経歴 | 所長:田口淳一 東京大学医学部卒業後ワシントン州立大学へ留学。東京大学医学部附属病院助手、元宮内庁侍従職侍医、東海大学医学部付属八王子病院循環器内科准教授を経て、東京ミッドタウンクリニック院長、東京ミッドタウン先端医療研究所所長に就任。 |
医師について | 循環器医療を中心に専門的な知識を有する。さらにその枠を超え、先駆的、総合的な視野から幅広い分野の医療に携わってきた医師です。 |
アクセス | 東京都千代田区九段南3-2-12エルミタージュタワー JR市ヶ谷駅より徒歩7分 |
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電話番号 | 03-3222-1055 |
診療時間 | 診察日:月曜~土曜 10:00〜17:00 休診日:日曜・祝日 |
医師の経歴 | 星野泰三 東京医科大学卒業。同大学大学院にて腫瘍免疫を研究。米国国立衛生研究所(NIH)にてフェローシップを受けた後、プルミエールクリニック開設。その後東京・京都統合医療ビレッジ開設。同クリニック理事長就任。その後統合医療専門学校を設立。 |
医師について | 免疫治療に力を入れ、プルミエールクリニック付属研究所 Astron Institute 研究チームと協働しながら、先端細胞医学から伝統医学までを駆使した芸術的プライベート医療を行っています。 |
アクセス | 東京都千代田区神田駿河台二丁目1番地45 ニュー駿河台ビル3階 JR・東京メトロ 御茶ノ水駅より徒歩6分 |
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電話番号 | 03-5280-0086 |
診療時間 | 診察日:月曜~金曜 10:00~13:00/14:00~17:00 休診日:土曜・日曜・祝日 |
医師の経歴 | 院長:瀧本理修 産業医科大学医学部卒業、ペンシルバニア大学ハワードヒューズ研究所などを経て札幌医科大学附属病院腫瘍診療センター化学療法管理室室長就任。その後札幌医科大学医学部腫瘍・血液内科学講座 准教授を経て現在は瀬田クリニック新横浜院長 |
医師について | 一人ひとりの患者さんに適した個別化医療とQOLを重視した身体に優しいがん治療を目指しています。 |
アクセス | 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDXビル6F 最寄 秋葉原駅から徒歩約3分 末広町駅から徒歩約3分 秋葉原駅から徒歩約4分 |
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電話番号 | 03-3258-8080 |
診療時間 | 診察日:月曜~土曜 10:00~13:00/15:00~18:30 休診日:日曜・祝日・お盆・年末年始 |
医師の経歴 | 平畑徹幸 東邦大学医学部卒業。米国留学を経て、渋谷にヒラハタクリニックを開業。秋葉原でUDXヒラハタクリニック、研究所を設立。 |
医師について | 医療法人社団創友会 理事長。がん遺伝子診断・治療研究所 所長、A4M「米国抗加齢学会」認定医など数々の功績を持っています。 |
がん治療に特化した医療機関。とくに癌の再発に関しては、化学療法と放射線療法を組み合わせた治療法で対応します。放射線治療の選択肢の中には「陽子線治療」も含まれており、他の健康な細胞に影響することなく、癌細胞にだけピンポイントで攻撃することができます。これにより通常の放射線治療よりずっと患者の負担が小さくなり、QOLの向上を可能にします。
人が生来持っている免疫細胞に癌細胞を認識させ攻撃させる、「がん複合免疫療法」を中心としたがん治療を特徴とするクリニックです。とは言え再発癌を含め癌との闘いに勝つには、医療従事者と患者自身の協力関係が不可欠。その事実を忘れず、患者の全身状態をしっかり把握し、患者さんとの二人三脚で共に闘うことをモットーとしています。
高い効果を期待できるのはもちろん、できる限り患者さんの負担が少ない治療を選択することを癌の治療方針としているクリニックです。弱ってしまったリンパ球を回復させる内服薬を使用し、患者自身の免疫細胞自らが癌細胞を自死へと誘導できるよう促す治療を得意としています。「再治療が難しい」と言われてしまった再発癌にも効果を発揮する可能性があるようです。
がん治療に特化した各分野のスペシャリストが1つのチームを構成し、1人の患者さんに対して総力を持って治療にあたることが特徴の専門病院です。がん研有明病院独自のチーム医療だからこそ成し遂げられる治療があり、各分野の専門家がそれぞれ意見を出し合うことで透明性のある治療が可能になります。また痛みや感染症、メンタルケアまでトータルでサポートする姿勢も特徴的です。
都道府県がん診療連携拠点病院にも登録されているクリニックです。東京都立駒込病院の強みの1つとして、全国から集められたデータを基に患者の状態や癌を正確に把握、治療中はもちろん、治療後のケアまでしっかりサポートできる「院内がん登録」というシステムを挙げることができます。また、全国的に見てもがんの高度な治療が受けられる専門病院として知られ、多岐にわたるがん治療を提供している点も特徴です。
内科や外科など合計41の診療科を有している東京医科歯科大学には、その1つとしてがん治療に特化した「腫瘍センター」も設置されています。腫瘍センターこそが最大の強みで、各器官の専門家がそろっているため、悪性腫瘍に対してもそれぞれの専門家と連携して治療にあたれるのです。この連携により、質の高い治療が受けられることはもちろん、内視鏡など患者の負担が少ない治療が可能となっています。
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構の1部門として設立された病院で、放射線、それもとくに重粒子線を用いた癌治療をメインとしています。重粒子線は一般の放射線とは異なり、入り口部分は弱く、癌細胞が存在する深い部分でそのエネルギーが最大となるため、他の健康な細胞を傷つけることなく癌細胞にだけ集中して作用できるという特徴があります。
がん治療として「樹状細胞ワクチン療法」をメインとして行うクリニックです。「樹状細胞」とは人の体にもともと存在している細胞で、癌細胞をいち早く発見しその目印を正確に認識して、リンパ球などの免疫細胞に知らせる役割を持つ細胞のこと。この樹状細胞を育て癌の目印を認識させてから患者の体内へ戻すのが「樹状細胞ワクチン療法」です。比較的新しい特異的がん免疫細胞療法として注目されています。
2008年にがんセンターを開設した杏林大学医学部付属病院では、主に科学的根拠に基づいた標準的化学療法を行っています。とは言えがん化学療法は日進月歩。そのうえ複雑でもあるため、患者1人ひとりの状態を正確に把握し、総合的に判断したうえで、最も適切な治療が採れるよう集学的なチーム医療を心がけています。
高度な癌医療を受けることができるとして厚労省が認める「地域がん診療連携拠点病院(高度型)」に指定されているクリニック。各分野におけるスペシャリストが1つのチームとなって患者とその家族をサポートするチーム医療と、患者の負担の少ない治療の選択、また住んでいる地域の医療機関との連携により安心して受けられる癌治療を目指しています。
国立王子病院と国立立川病院の統合により生まれた、災害医療センター。地域がん診療連携拠点病院の認定も受けており、癌治療の3大柱である外科治療、化学療法、放射線治療をベースとした診療を行っています。「患者さんに寄り添う医療」をモットーとし、癌治療にともなうさまざまな不安や悩みまでしっかり受け止めて対応しています。
東京都がん診療連携拠点病院の1つとして、各種の癌に対して専門分野を同定、外科治療・化学療法・放射線療法の治療を集学的に行います。質の高い緩和ケアも誇り、定期的に緩和ケア研修を開催。さらに抗がん剤外来治療が可能な「外来化学療法室」や癌に関係する相談の支援機関「がん相談支援センター」も整備されています。
がん診療連携拠点病院の1つ、昭和大学病院では放射線科と抗がん剤治療のスペシャリストである腫瘍内科、さらにはがんと闘う患者さんの苦痛に寄り添いサポートする緩和医療科を設置し、チーム一丸となって癌治療にあたります。これにより、患者の負担を最小限に抑えつつ効率的に癌へのアプローチが可能となっています。
東京女子医科大学病院関連施設として設立されたクリニック。標準治療に「免疫細胞療法」「温熱療法」「自然療法」「心理療法」の4つのサポート療法を組み合わせることで、治療効果を底上げし、なおかつ患者の負担を軽くすることに成功しています。とくに標準治療では回復が見込めない再発・転移がんでも、これらのサポート療法により患者のQOLを向上させることを目指しています。
100年以上の歴史を誇る聖路加国際病院に、腫瘍内科(2009年)、免疫・細胞治療科(2014年)を設置。さらに2015年には放射線腫瘍科をリニューアルし、外来患者の化学療法や近年注目されている免疫療法、また高精度放射線治療が可能になりました。腫瘍内科にはアメリカで訓練を受けた腫瘍内科医、放射線科には日本放射線学会治療専門医と癌治療認定医が在籍しており、専門性の高い治療を提供しています。
千葉県で地域がん診療連携拠点病院として認定されている総合病院、東京慈恵会医科大学附属柏病院のがん診療センター。診療科の枠を超えた連携チーム医療と、千葉県における各医療機関のがん診療連携体制中枢機関としての役割が当院の特徴となっています。その一環として、化学療法・放射線療法・外科療法などの集学的治療の他に、緩和ケア専門外来も併設。患者とその家族の痛みを受け止めQOLの向上を図るサポートにも努めています。
厚労省により「地域がん診療連携拠点病院」に、また東京都福祉保健局により「がんゲノム医療連携点病院」にも指定されている、虎の門病院。化学療法や免疫療法、緩和ケアなど多岐にわたるがん治療を整備し、それぞれの状態に合わせて適切な治療を選べるような体制が敷かれています。とくに有名なのは放射線治療で、癌細胞だけをピンポイントに狙う「トモセラピー」の実績もあります。
日本医科大学付属病院のがん診療部門は、2008年に地域がん診療連携拠点病院としてスタートし、地域医療機関とも連携しながら各診療科のスペシャリストと看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーがチームを組んで治療にあたります。新薬の治験への参加や腹腔鏡手術など各分野における新しい治療の導入にも積極的で、常に最良のがん治療を提供できるよう尽力しています。
慶應義塾大学の附属病院として100年以上の歴史を持ち、あらゆる癌について診療科を細分化しながら、標準治療を含む様々な治療を実践しています。また、消化器系の癌治療の専門医である病院長を筆頭に、数多くの癌治療の専門医や指導家が所属しており、慶應義塾大学病院が独自に開発した癌治療や先進治療が行われていることも特徴です。
練馬区住民の健康を支えるために設立された地域医療の基幹病院です。消化器や呼吸器といった領域の癌について、外科手術や化学療法を実践し、さらに国立がん研究センター東病院で院長を務めた海老原医師を常勤顧問として迎え、頭頸部癌の治療に力を入れていることも特徴です。なお、放射線治療は提携病院での治療となります。
化学療法など内科的アプローチであらゆる癌治療に当たる腫瘍内科を設置し、標準治療をベースとして、個々の患者の状態に合わせたテーラーメイド型治療を実践しています。また、腫瘍内科が中心となって各診療科や医療スタッフを取りまとめ、チーム全体で1人の患者の治療へ当たる、チーム医療が重視されている点も特徴です。
千葉県松戸市内を中心として、重度の癌患者や通院が難しい高齢者、さらには先天異常を抱える乳幼児まで、幅広い患者に対する在宅医療・在宅ケアを専門的に行っているクリニックです。また、積極的な癌治療を行うよりも、痛みや苦しみを軽減してQOL(人生の質)を高めたいと望む人を対象として、緩和ケアも取り扱っています。
外科医として数多くの癌摘出手術を行ってきたドクターが、標準治療だけではカバーしきれない部分をサポートできるよう、独自開発した癌食事療法「済陽式食事療法」やPET/CT検査などを提供しています。なお、西台クリニックでは実際の癌治療は行われておらず、各患者の主治医の主導によって治療が進められる点も特徴です。
新宿・立川・川崎市(神奈川県)の3拠点において、平日夜9時まで診療を行っているクリニックです。内科全般の他、貧血外来や血液内科といった専門科の診察も行われており、血液を使った癌検査も実施されています。また、持病のある人や癌治療中の患者に対して、安心して旅行できるようトラベルクリニックも用意されています。
陽子線治療と呼ばれる、新しい形の放射線治療を手掛けている病院です。陽子線治療は多様ながんに効果を発揮する治療法だと言われており、現在では保険適用も進んできていることから、陽子線治療を希望する人が増えてきているそうです。南東北がん陽子線研究センターのテーマは「切らずに治すだけでなく、切れないがんをも治す」。放射線治療のスペシャリストと言える、豊富なキャリアを持つドクターをセンター長に迎え、一致団結してがん患者の治療に取り組んでいます。
三代にわたって甲状腺疾患の専門家が院長を務めてきている、甲状腺疾患専門の病院が伊藤病院です。特殊な治療法を数多く実践し、これまでに多くの成果を挙げてきていることで、医療の世界でも存在感を放っています。これまでの知見をまとめたホームページは、甲状腺版の「家庭の医学書」とも言えるような情報の宝庫となっているので、甲状腺がんの治療を希望しているのであれば、ホームページに目を通し、こちらの病院に相談してみてはいかがでしょうか。
東京都板橋区にある、多くのスタッフが勤務している大規模な病院です。さまざまな病気に対応できるだけの設備、そして専門知識を持つ医師が在籍しており、もちろんがん治療に関してもしっかりと対応してくれます。長寿医療センターということで、高齢者向けの医療を主に展開していますが、もちろん若年層の方でも受け入れを行っています。血管病医療」「高齢者がん医療」「認知症医療」においては、東京でも有数の取り組みをしている病院だと言えるでしょう。
これまでに26500人以上という数多くの医療関係者を輩出してきた国際医療福祉大学が設立した、千葉県成田市にある病院です。がんに関しては、ゲノム解析に基づく遺伝子診断センターや先進的な診断・治療を行うがん放射線治療センターを備えており、充実した治療体制を整えています。また、成田国際空港に近いという立地から他言語対応も行っており、空港から無料のシャトルバス(予約制)があるなど、アクセスも充実しています。
多摩エリアにおける地域がん診療連携拠点として指定されており、5大癌や希少癌などほぼ全ての癌や悪性腫瘍に対する治療を提供しています。外科手術ではおよそ8割を腹腔鏡手術が閉めており(2017年実績)、さらに複数の放射線照射装置を活用した放射線治療や、化学療法・輸液・輸血療法など、公開されている治療実績数も多く要注目の総合病院です。また、がん治療認定医や多分野の専門家が所属しており、後進の指導も進められています。
創立60年を超える総合病院であり、ミリ単位で癌細胞へ放射線を照射する高精度放射線治療や、外科手術による癌治療、さらに診療科を網羅的にカバーする化学療法など、幅広い癌治療が実施されています。また、放射線治療センターや脳腫瘍センター、口腔癌センターといった専門組織をそれぞれ開設しており、患者ごとの状態や症状を分析しながら治療してもらうことが可能です。その他、オンラインでのセカンドオピニオンなども実施しています。
早期発見と低侵襲治療を2本柱として、癌治療へ重点的に取り組んでいる地域がん診療連携の拠点です。手術支援ロボット「ダヴィンチ」や「ガンマナイフ」といった専用機器を活用した癌治療の他、東京大学医学部付属病院と提携。「がんゲノム医療提携機関」として、がんゲノム医療を提供している点も特徴です。また、他診療科と協力して包括的化学療法を行う腫瘍内科も設置されており、さまざまな癌へ対応できる環境拡充を進めています。
癌患者を治療するだけでなく、生活面や心理面まで含めてトータルでサポートする「オンコロジーセンター」を開設。複数の診療科が一体となったチーム医療によって、個々の患者に対して適した治療プランを提案してくれます。また、PET検査の関連法整備に携わった井上登美夫医師を、包括的癌治療センター「先端医療センター」の責任者として迎え、標準治療をさらに発展させた癌治療の研究・実施を目指していることも特徴です。
癌に対する全学的な医療機関として、治療部門と研究部門の両輪で国内の癌治療の発展と癌患者のケアに取り組んでいます。複数の専門家や研究者が所属しており、積極的な医療機器や治療システムの導入によって患者のQOLを高められるよう尽力されていることが特徴です。「ガンマナイフ・パーフェクション」や「術前3Dシミュレーション」といった治療方法やリスク管理を実践することで、安全性と正確性を同時に追求することができます。
東京大学医学部の付属機関であり、日本の癌治療をリードする研究機関として全分野の癌治療や先進医療の実践・開発にも取り組んでいます。治療部位ごとに専門科が開設されている上、各科が独自の術式や治療プランを開発していることも強みです。また、複数の科が連携して新しい治療法を実践しており、厚生労働省から承認された先進医療をチーム体制で提供してもらえることもポイントです。なお、無料の癌相談も受け付けられています。
慶應義塾大学の大学病院であり、癌患者の治療へ当たっているだけでなく、先進的な癌治療について研究する医療機関としても力を発揮しています。地域がん診療連携拠点病院(高度型)として地域の住民や病院を下支えする基幹病院でもあり、多分野の専門家や癌治療の担当医が連携して集学的治療を実践していることが特徴です。医師の他にも、癌治療に特化した専門薬剤師や専門看護師、理学療法士がチームを組んで、診療科の枠を超えた治療体制を確立しました。また、癌の早期発見・早期治療を実現するために「がん専門初診外来」を設置しています。
1932年に結核治療の医療機関として開設した病院であり、その後は施設の改修や設備導入を重ね、現在は癌治療を含む様々な病気の治療を行っています。オーダーメイド型の強度変調放射線治療(IMRT)など、患者の体質や癌の特性を見極めた上で、患者の肉体的負担を軽減できる低侵襲治療を実践しており、外科分野においても手術支援ロボットなどを活用した治療法を確立しました。また、癌患者への治療品質を高められるよう、外来部門を独立させて外来棟「メディカルプラザ江戸川」を開設しています。なお、放射線治療を夜10時まで受けられることも特徴です。
千葉県旭市にある地方独立行政法人であり、1953年の設立以来、地域住民の安全と健康を支えてきました。また、臨床研修支援センターを開設しており、癌の治療や研究を専門的に行える環境が整えられていることも特徴です。様々な癌に関する専門家が所属している他、「がん看護専門看護師」や「がん性疼痛看護認定看護師」、「がん薬物療法認定薬剤師」といったプロフェッショナルが複数所属しており、それぞれのスキルを組み合わせたチーム医療が実践されています。2021年には東京にも「付属病理診断科診療所」を開設しました。
国立大学医学部の附属病院として、癌患者への治療と最新の癌治療の研究を同時に行っている医療機関です。地域がん診療連携拠点病院としても指定されており、様々な癌の治療や癌患者のケアに当たっていることが特徴です。また、千葉大学医学部がんゲノムセンターでは癌患者の遺伝子情報にもとづいた治療プランの有効性の検討も行われており、患者ごとのゲノム情報から適切な治療プランを構築しています。その他、免疫チェックポイント阻害薬のリスクを低減してメリットを追求できるよう、専門スタッフによるチーム医療が提供されていることも強みです。
千葉県がんセンターは千葉県立の公的癌治療機関として、多分野の専門医や指導医、認定医が所属しています。標準治療をベースとしつつも、癌患者にとって有効性を期待できる治療の提供や検証にも力を入れており、これまでにもロボット支援手術の導入や遺伝子解析による癌治療プランの提案といった新しい取り組みを進めてきました。
また、2020年に新病院が完成したことで、医療環境がさらに拡充されており、IMRT(強度変調放射線治療)や温熱療法(ハイパーサーミア)といった地域の患者のニーズに応えた治療を受けられることも特徴です。
千葉県南部の基幹病院として、癌患者や難病患者といった人々を対象として入院治療・集中治療を提供しています。また、内科系から外科系、さらに癌患者や家族の生活をサポートする分野まで幅広い診療体制が構築されており、それぞれに癌治療の専門医や指導医、認定医が所属して治療や相談に乗っています。
標準治療や従来の手術などの他にも、肺癌の凍結治療や疼痛緩和医療、がんゲノム医療など多角的なアプローチが実践されており、患者の安全性を第一としながら有効な治療法を検討できるよう取り組まれていることがポイントです。
なお、一般外来は関連医療機関の「亀田クリニック」が担当します。
東京都千代田区にあるICVS東京クリニックは、免疫療法である「HITV療法」を専門的に扱っている医療機関です。HITV療法は、癌細胞の情報を収集する免疫細胞「樹状細胞」を患者の癌病巣へ投与し、癌の情報を他の免疫細胞へ伝達させて免疫機能そのものを活性化させる治療法です。
樹状細胞は患者の血液由来の細胞を利用するために拒絶反応といったリスクを抑えられており、さらに樹状細胞を投与する際もCT装置を使ったリアルタイムで確認しながら、画像診断を利用して、正確かつ直接にターゲット病巣へ細胞投与を行えることが特徴となっています。
渋谷区エリアの中核病院として、一般的な治療やケアでは対処困難な患者に対して癌治療・再発癌治療などの医療サービスを提供している総合病院です。
日本赤十字社医療センターの前身は1886年に創設された博愛社病院であり、136年にわたって人々の健康をサポートしてきた歴史が物語っているように、数多くの医療従事者が所属し、全身のさまざまな癌について治療やケアの相談をすることができます。
トモセラピーを活用した高精度放射線治療や、手術支援ロボットを活用した外科治療など、従来の治療よりも高い効果を期待できる治療法が強みです。
癌の再発は、決して珍しいことではありません。治療によって癌をすべて取り去ることができたように見えても、実は目には見えない小さな癌がまだ体内に潜んでいることがあるからです。
一般に再発した癌の治療は困難であると言われますが、癌が体内の一部分に留まっている場合は、手術などによって根治を目指せることもあります。もし癌が再発しても早期に治療を開始できるよう、主治医の指示に従ってしっかりと定期検査を受けましょう。
原因に心当たりのない体調不良は、再発・転移した癌によって起こった症状である場合もあります。不調を見逃さないよう、日頃から自分の体調に関心を向ける習慣をつけましょう。
このように、再発や転移によって起こる症状は多岐にわたります。上記以外にも気になる症状があれば、自己判断はせず主治医に相談することをおすすめします。
癌の再発について考えるにあたり、主治医から指導された検査の頻度が低いように感じ、不安を覚えることもあるかもしれません。しかし、検査の種類や回数は多ければよいというものでもありません。あまりに高い頻度で検査を受けると、患者さんにとってデメリットが発生することもあるのです。
再発した癌が局所的なものであれば、早期発見によって予後の改善が期待されます。しかし、癌が原発巣から遠い位置に転移・再発していた場合は、早期に発見できたとしても根治を目指すのは困難であるのが現状です。
例えば乳癌の場合は、「最初の治療後、再発の発見を目的に血液検査やX線検査などの多くの検査を定期的に行った場合とそうでない場合とでは、予後に差がない」という研究結果も。医療は日々進歩しているため一概には言えませんが、再発を早く見つけさえすれば予後が改善するとは言い切れないことが分かります。
また、検査を繰り返すことによる患者さんの身体・社会・経済的な負担はもちろん、再発に怯えながら過ごすといった精神的な負担も決して軽視できません。
癌という病に振り回されずに自分らしさを大切に生きていくには、病気についての正しい情報を知るとともに、医師の指示に従って適切な頻度で検査を受けることが大切です。
癌の再発を予防するには、バランスのよい食事によって免疫力を高めることが有効であると考えられます。肉類の食べ過ぎを控えるとともに、野菜や果物、大豆などをしっかりと取り入れた食事をとる習慣をつけましょう。また、主食に関しては、白米・白パンなどの精製された穀物よりも、玄米や黒パンなどの全粒穀物を選ぶほうがよいとされています。
また、太りすぎ・やせすぎを避けて健康体重を維持することや、十分な睡眠をとること、適度に体を動かして運動不足を避けることも大切です。健康的な生活習慣によって、癌と戦える健やかな体を作りましょう。
近年の研究では、ストレスなどによる交感神経の緊張が、癌に悪影響を与えることが分かっています。生活習慣の改善についても、自分を追い込むほど厳格に考えすぎるのはかえって逆効果になることも。好きな物を食べる、趣味を楽しむといった心のゆとりを大切にしつつ、無理なく取り組むことを心がけましょう。
また「再発したらどうしよう」と考え続けることも大きなストレスとなり得ます。1日1回は癌に関する情報に触れない時間をつくるなど、癌から自分の気持ちを意識的に切り離すことを心がけるとよいでしょう。
病気のことが頭から離れず苦しくて仕方がない、不安で眠れなくてつらいなどの状況が続く場合は、専門家の手を借りることも必要です。一人で抱え込まずに主治医や信頼できる人に気持ちを打ち明け、心を癒すための適切なケアを受けましょう。
癌の再発率を大きく左右するのは癌のステージですが、その他にも再発要因となるものがあります。タバコやアルコールなどの嗜好品、また糖尿病や高血圧といった基礎疾患もその1つ。これらの要因や癌の再発リスクといった情報をまとめています。
切開できない部位なら
引用元:アキュレイ
https://www.accuray.co.jp/product/2
TEL:03-6407-9407
切開できる部位なら
引用元:インテュイティブサージカル社
https://www.intuitive.com/ja-jp/products-and-services/da-vinci/services
TEL:04-7134-6991
切開できない部位なら
引用元:アキュレイ
https://www.accuray.co.jp/product/2
泌尿器がん(前立腺がんなど)、頭頸部がん、肺がん、乳がん、胃・小腸がん、大腸・直腸がん、卵巣がん、子宮がんなど
トモセラピーは、がんに対して放射線を用いて治療を行う方法です。従来の放射線治療と比較して、病巣に対してピンポイントで照射するため、正常な部位への被ばくが少なく、身体にかかる負担が軽減されます。
クリニックC4では、主に進行期・末期がんの患者さんに対応し「治療を断られた」「余命宣告を受けた」といった方々でも治療の相談を受け付けています。放射線照射時には、病巣への正確な照射を実現するため、寝台での体位補正や、多方面からの放射線集中による治療に注力しています。
引用元:Clinic C4公式HP
https://cccc-sc.jp/aboutus/incho.html
進行期・末期がん治療を専門とする放射線治療の医師
放射線治療工学を研究領域とし、がん治療に40年以上従事。進行期・末期の患者さんの心身を、しっかり考慮した診断と治療を行っている医師です。2022年度には106例、2021年度には118例の治療実績※を持ち、現在も多くのがん治療に貢献しています。
※参照元:クリニックC4公式HP
正常組織への被ばくを抑えながら、身体への負担を軽減をしつつ、病巣にピンポイントで照射するクリニックC4のトモセラピー。進行期・末期がんの患者さんも受け入れ、がん治療をあきらめないことをモットーとしているクリニックです。外科手術での治療が難しく、他院での治療を断られてしまった患者さんを受け入れる体制が整っています。
所在地 | 東京都渋谷区元代々木町33番12号 |
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アクセス | 代々木八幡駅・代々木公園駅1番出口より徒歩6分 |
MAP | |
電話番号 | 03-6407-9407 |
診療時間 | 9:00~17:30 |
休診日 | 土、日、年末年始 |
切開できる部位なら
引用元:インテュイティブサージカル社
https://www.intuitive.com/ja-jp/products-and-services/da-vinci/services
咽頭がん、肺がん、転移性肺腫瘍(大腸がんなど)、食道がん、胃がん、膵がん、前立腺がん、腎臓がん、子宮がんなど
ロボット支援手術は小さな穴を開けて行う手術であり、従来の切開手術と比べ手術の跡が目立ちにくく、出血量も少ない、かつ術後の痛みを軽減できる治療です。患者さんの身体への負担を軽減しつつ、精密な手術を行うことができます。
国立がん研究センター東病院では、多くの診療科でロボット支援手術を実施しており、2023年度後半では月70件以上の手術※が行われました。技術はもちろん、麻酔や術後管理の向上によって高度で複雑な手術も可能となり、部門を横断してロボットワーキンググループを設立。質の高い手術を提供するための研鑽を日々行っています。
※参照元:国立がん研究センター東病院
引用元:国立がん研究センター東病院公式HP
https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/robot/index.html
ロボット術において多くの治療や指導実績を持つ医師
患者さんの身体機能を可能な限り残し、合併症を引き起こさない状態でがんの切除を行うことを理念とする、胃がん治療を専門とする医師です。国内外で外科医向けのロボット支援手術に関する講演だけでなく、現地での手術指導も行っています。
国立がん研究センター東病院では、がんを専門とする治療を「ロボット支援手術」を中心に提供。手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」や「ANSUR」を用いて、患者さんの身体への負担を抑え、精度の高い手術を実現しています。複数の診療科の医師が協力して担当することで、質の高い医療を提供するための、部門横断的な体制が整っているのが特徴です。
所在地 | 千葉県柏市柏の葉6丁目5-1 |
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アクセス | 柏の葉キャンパス駅西口からバスで約6分 |
MAP | |
電話番号 | 04-7134-6991 |
診療時間 | 8:30~17:15 |
休診日 | 土、日、祝 |