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川崎幸病院

掲載している治療法は保険適用外の自由診療も含まれます。自由診療は全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なりますので、不安な点については、各クリニックの医師に直接確認・相談してから治療を検討することをおすすめします。

神奈川県において入院・手術・救急外来に特化した専門病院である「川崎幸病院」について、同病院で受けられる癌治療の特徴や総合診療体制の内容などをまとめて紹介しています。癌治療や再発癌治療について調べている方は参考にしてください。

川崎幸病院の医師

山本晋 病院長の目指す医療

山本晋医師は川崎幸病院の院長と川崎大動脈センター長を兼任する医師であり、循環器系の癌治療や脳心血管治療などに携わっています。

病院を運営する土台として「患者主体・断らない」という理念を掲げ、地域住民の医療ニーズに応えつつあらゆる患者に対してグローバルスタンダードな医療技術を提供できるように、環境づくりや病院運営へ取り組んでいます。

また山本医師は日本国内だけでなく、アメリカなど海外でも医師として活躍してきた実績を有しており、常に患者のためにより良い治療法や医療サービスがないかを考え続ける点が魅力です。

山本晋院長の経歴

山本晋院長の所属学会・資格・役職など

川崎幸病院の代表的な治療法

従来行われてきた手術療法と化学療法に加え、川崎幸病院では2012年7月から放射線治療を開始したことにより、癌の集学的治療が可能となりました。

同病院で受けられる集中的治療とは、手術・化学療法・放射線治療・免疫療法という四大治療法を組み合わせて併用した療法です。

手術療法

外科的アプローチによってあらかじめ特定しておいた癌病巣と、転移が確認できた部分の周辺組織を切除します。身体に直接メスを入れるため、手術箇所の治癒や全身の回復にある程度時間がかかる療法です。

川崎幸病院では患者への肉体的ダメージを少しでも抑えるために、切開範囲を最小限にとどめる縮小手術や、腹腔鏡下手術・胸腔鏡下手術といった低侵襲手術を積極的に採用しており、患者の早期回復と速やかな社会復帰をサポートできるような工夫を行っています。

放射線療法

放射線照射装置を使って癌病巣に放射線を照射し、癌細胞の増殖を防いだり癌細胞を死滅させる治療法です。

一定量の放射線量を細分化して照射回数を増やすことで、癌細胞へ効果を出しながら健常細胞に対する被害を抑えられるように照射プランを組成しています。

放射線療法は放射線を当てた部分にのみ、皮膚炎や脱毛などの副作用が発生する場合がありますが、症状は放射線治療後に落ち着いていくことがほとんどです。

川崎幸病院の特徴

川崎幸病院は入院患者への手術や治療に特化した病院であり、救急外来を除いて一般の外来患者に対する治療は行っていません。

癌の総合的な治療を提供するために、手術・化学療法・放射線治療・免疫療法と呼ばれる4つの治療すべてに対応できる体制が整えられているのが特徴です。

また、地域の医療機関や関連団体とも連携してネットワークを構成しており、緩和医療などによって癌患者のサポートを総合的に行っていることも特色でしょう。

関連施設として癌患者の外来や検診を行っている医療機関を備えており、ネットワーク全体でシームレスな治療環境を提供しています。

院内がん登録によって癌治療に関するデータを収集・分析

川崎幸病院では癌患者の治療内容や症状といった各種データを分析し、治療成績の評価をするだけでなく、現実を見据えた将来的なプランの検討に活用しています。

収集された情報は患者のプライバシー保護に配慮した上で一般向けに発信されており、新しく癌治療・再発癌治療を希望している患者や家族にとって、有益な情報を提供できるように努めている病院です。

緩和ケアチームによるトータルサポート

川崎幸病院では緩和ケアチームが設置されており、患者の精神的ケアや肉体的サポートだけでなく、家族に対するケアまでワンストップサービスとして提供されています。

また医療従事者は定期的なカンファレンスやキャンサーボードで情報共有を行い、積極的に治療方針を検討。入院から治療、そして退院後の生活まで病院全体で患者とその家族を支える取り組みが考えられていることがポイントです。

川崎幸病院の治療の流れ

川崎幸病院では平成10年に一般外来診療を担当する部門を独立させ、関連施設である川崎幸クリニックや第二川崎幸クリニック、川崎クリニックといった医療機関で最初の外来診療を担当しています。そのため川崎幸病院では一般の外来診療を請け負っておらず、まずは提携施設で外来診療や検査を受けて川崎幸病院へ入院するかどうか診断されなければなりません。

そのため、治療の流れは以下のようになります。

  1. 関連施設で外来診察
  2. 川崎幸病院での入院が決定
  3. 治療プランの策定
  4. 治療の実施
  5. 退院及び経過観察

川崎幸病院の基本情報

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