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掲載している治療法は保険適用外の自由診療も含まれます。自由診療は全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なりますので、不安な点については、各クリニックの医師に直接確認・相談してから治療を検討することをおすすめします。
済生会横浜市東部病院は神奈川県横浜市にある病院であり、癌や再発癌などを対象としたチーム医療による放射線治療を行っています。このページでは、済生会横浜市東部病院で受けられる癌治療・再発癌治療の内容や特徴をまとめました。
隈部篤寛医師は済生会横浜市東部病院の放射線治療科において部長代理を務める医師であり、体幹部定位放射線治療などの高精度放射線治療に専門分野としている、放射線治療に精通している医師です。日本医学放射線学会と日本放射線腫瘍学会の共同認定放射線治療専門医として認定されており、その他にも日本がん治療認定医機構がん治療認定医や日本医学放射線学会研修指導者といった資格を認められている、放射線治療のプロフェッショナルと言えるでしょう。
2005年に慶應義塾大学を卒業して以来、放射線治療の臨床医として前線で活躍しており、全身のあらゆる癌に対して高精度放射線治療装置を活用した治療プランの有効性や適応性を検討してくれる点が特徴です。
済生会横浜市東部病院では手術を主体とした外科治療や抗がん剤による化学療法の他に、高精度放射線治療装置「リニアック」を活用した放射線治療を行っています。
定位放射線治療とは、あらかじめ画像診断装置を活用して患者の体内にある癌の位置やサイズなどを特定し、リアルタイムで癌の状況を視覚化して把握しながら、多方向から放射線をターゲットとなる癌細胞へ照射する治療法です。
放射線1本当たりの強度を抑えつつ、放射線の照射本数を増やして、さらに体の周囲の多方向から任意の位置へ放射線を照射してターゲットで収束するように計算します。これによりそれぞれの放射線による被曝ダメージを抑えながら、癌へ効率的に放射線を与えることが可能です。
済生会横浜市東部病院では2011年4月からサイバーナイフ(ロボット型放射線治療装置)を導入し、同年6月から実際の治療をスタートさせています。
サイバーナイフはピンポイントで放射線を照射できる精密治療を得意としており、脳腫瘍や頭頸部癌のように、周辺への被曝ダメージを抑えたい症例において放射線治療効果を得られることが重要です。
従来の放射線治療では効果を期待できなかった患者にも適応性が認められる可能性があり、放射線治療科や脳神経センター、呼吸器センターなど複数の部門が連携して治療プランを考案しています。
済生会横浜市東部病院は2014年8月から「地域がん診療連携拠点病院」に指定されており、専門チームを結成して癌患者へのチーム医療を実践しています。
済生会横浜市東部病院ではリニアックやサイバーナイフの他にも「位置決め用X線/CT装置」やロボット支援手術システム「ダビンチ」などを導入しています。癌患者のためにより良い医療環境を提供できないかと積極的に模索していることが特徴です。
また、手術によって根治性を期待できる可能性がある場合は腹腔鏡による外科治療を実践し、手術治療が困難と思われるケースでは放射線治療や化学療法を組み合わせるなど、複合的な治療法を模索してくれる点も見逃せません。
済生会横浜市東部病院では癌治療を専門的に取り扱う部門として「東部がんセンター」を設置しており、特定の診療科目に依存しない癌治療体制を構築しています。また、地域がん診療連携拠点病院として周辺エリアの癌治療ネットワークの土台を支えており、エリア内にあるクリニックや診療所、病院などと連携しながら地域住民の健康や安心をサポートしていることが特徴です。
済生会横浜市東部病院における放射線治療の流れは以下のようになっています。
済生会横浜市東部病院では泌尿器科や形成外科、内分泌腫瘍治療センターなど一部の診療科においてWEBでの初診予約が可能です。ただし放射線治療科は他科連携が前提となっており、まずは自身の癌や転移癌に対する診療科を受診した上で、改めて放射線治療の適応を検討し照射プランを検討します。
なお原則として初診時にはかかりつけ医からの紹介状が必要であり、紹介状を持参できない場合は診察料に加えて「初診時選定療養費:税込7,700円」が別途かかります。
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