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掲載している治療法は保険適用外の自由診療も含まれます。自由診療は全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なりますので、不安な点については、各クリニックの医師に直接確認・相談してから治療を検討することをおすすめします。
東京医科大学病院は西新宿にある地域がん診療連携拠点病院であり、癌患者やその家族に対して総合的な医療サービスを行っています。このページでは、東京医科大学病院で受けられる癌治療や再発癌治療の特徴をまとめました。
山本謙吾病院長は1983年に東京医科大学を卒業し、その後は日本国内だけでなくアメリカでも医療従事者として活躍してきた実績を有する医師です。
日本専門医機構から専門医として認定されたプロフェッショナルで、2021年9月1日付けで東京医科大学病院の院長に就任しました。患者のために分かりやすい医療を提供して、患者に満足してもらえる医療サービスの実現を目指しています。
また病院システムのデジタル化を進めつつも、人が人と接する本質を見誤らないことを大切にしている医師です。
地域がん診療連携拠点病院として運営されている東京医科大学病院は、癌患者や再発癌患者に対して多角的なアプローチによる治療や医療サービスを実施しています。
ロボット手術支援センターやレーザー治療センターといった専門的な診療部門を展開しており、積極的に医療設備や医療機器の拡充・導入を行っていることが強みです。
東京医科大学病院では、外科治療に手術支援ロボットシステム「ダヴィンチ」を導入。前立腺癌を始めとした様々な癌の治療へダヴィンチを活用しています。
ダヴィンチには複数のロボットアームと高精度3Dデジタルカメラが搭載されており、執刀医はデジタルモニターで拡大された手術部位を確認しながら、患者の体に直接触れることなく手術が可能です。
ロボット支援手術は通常の外科手術と比べて小さい傷跡で済むため、外科手術の副作用である術後の疼痛を軽減したり、合併症リスクを大幅に回避することが可能です。
東京医科大学のレーザー治療センターでは、中心型早期肺癌の患者に対して医療用レーザー治療機を使った光線力学的治療法(PDT)を行っています。
PDTとは、光感受性物質と低出力レーザーで光線力学的反応を起こすことにより癌細胞を死滅させる治療法です。肺がんに対するPDTは東京医科大学病院で開発され、肺癌治療ガイドラインにおいて推奨される治療法として選定されています。
患者の臓器を温存できるため、QOLを損ねる可能性が低い方法です。副作用として日光過敏症が認められますが、光感受性物質の改良により約1週間の遮光で症状は落ち着きます。
複数の専門センターを開設しており、それぞれが得意とする専門分野において学会認定の専門医や認定医が治療を行っています。また患者の根治的治療を目指すだけでなく、患者の意思を尊重した緩和ケアなどにも取り組んでおり、専門医や看護師、その他の医療スタッフで連携した医療サービスを実現していることが特徴です。
東京医科大学病院では2005年12月に手術支援ロボットとしてダヴィンチを導入して以来、泌尿器科や呼吸器外科・甲状腺外科、産科・婦人科、消化器外科・小児外科など複数の診療科でロボット支援手術が行われています。
また2013年9月には、悪性脳腫瘍に対するPDT利用が世界で初めて国に認可され、保険適用の範囲内になりました。こうした先端治療をグローバルスタンダード化するという活動にも、積極的に取り組んでいます。
緩和ケアチームは患者の全人的苦痛へ専門的に対応することを目的に、医師・看護師・薬剤師・保健師・医療ソーシャルワーカー・栄養士など多職種のスタッフが在籍しています。
緩和医療はがん診断後のどの時期においても提供されるものとして、患者一人ひとりの問題や希望に沿った診療・ケアを行っており、総合的な治療を受けることが可能です。
東京医科大学病院は地域がん診療連携拠点病院であり、原則として地域の医療機関とのネットワークを活用しながら癌患者の治療に当たっています。そのため、東京医科大学病院で癌治療や再発癌の治療を受けたい場合には、まず地域のかかりつけ医を受診して紹介状を書いてもらうことが必要です。
なお、紹介状があってもレーザー治療センターを直接受診することはできないため注意してください。
基本的な治療の流れは以下のようになります。
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