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掲載している治療法は保険適用外の自由診療も含まれます。自由診療は全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なりますので、不安な点については、各クリニックの医師に直接確認・相談してから治療を検討することをおすすめします。
がん診療を専門的に対応している「がん診療センター」を設置している三井記念病院。東京都がん診療連携拠点病院にも指定されています。このページでは三井記念病院の医師情報やがん治療の内容、病院の特徴などを紹介するので、病院選びの参考にしてください。
三井記念病院の院長として地域の医院や病院と相互連携を取りながら、患者にとって最善の医療提供ができることをモットーに掲げ、安全かつ高度な医療を目指しています。
また外科医としても「安全に、確実に」をモットーとし、患者に負担の少ない治療を心掛けているでしょう。そのためにスタッフの自主性を重視し、新しい治療技術の習得を促進する、若いスタッフでも意見がいるような環境づくりを大切にしています。
1977年に東京大学医学部を卒業したのち、東京大学医学部付属病院・癌研究会附属病院・米国エモリー大学病院・順天堂大学付属順天堂医院などで外科医としての知識やスキルを学んでいます。とくに肝臓・すい臓などの臓器を主に診てきた実績が豊富です。2018年には三井記念病院の院長に就任し、病院運営を実施しながら、肝臓・胆のう・すい臓領域の疾患に対し執刀医として現場でも活躍しています。
三井記念病院では外科的手術や放射線治療などさまざまな治療法が行える環境が整っています。たとえば手術においてはロボット支援下手術を実施し、患者への負担を小さくする手術を実施。ここでは三井記念病院の代表的な治療について具体的に見ていきましょう。
ロボット支援下手術は従来の腹腔鏡下手術のメリットを向上させることができる治療法です。従来の腹腔鏡下手術は医師が鉗子を操作しながら手術を勧めていきますが、ロボット支援下であれば鉗子の操作はロボットアームが行います。執刀医はサージョンコンソールと呼ばれる機械に腰掛け、3D画像で術野をみながら4本のロボットアームを巧みに操る遠隔操作を行っていくのです。
腹腔鏡下手術なら鉗子の先が少し開閉するだけの操作ですが、ロボット支援下手術なら鉗子の先は人間の手首のように自由自在に曲がり可動性も高まります。そのため腹腔鏡下手術では困難だった手の動きを再現できるようになったのです。
三井記念病院の手術支援ロボットは、アメリカのインテュイティブサージカル社が開発をした「ダヴィンチ Xi」と呼ばれるものを導入しています。これは第4世代と言われている機器で、このロボットの操作に熟練した外科医が操作にあたることで、侵襲を抑えた手術ができるでしょう。
この手術支援ロボットを使用した手術は、大腸がん・食道がんなどが保険適用です。他にもさまざまながん手術においてダヴィンチ Xiは用いられています。
三井記念病院ではマルチリーフコリメータ付きリニアック治療装置・放射線治療専用CT(16列)・不均質補正が可能な3次元放射線治療計画装置・呼吸同期システムと言った装置を導入しています。その機器を用いて、さまざまな症例に対し放射線治療を実施。担当する医師は日本医学放射線学会や日本放射線腫瘍学会の放射線治療専門医です。さらに経験や高い知識・スキルを持った放射線治療専門技士や放射線治療品質管理士、看護師が中心となり、チームとして治療をサポートしています。アットホームな雰囲気があるため、リラックスできる環境下で治療に臨めるでしょう。
三井記念病院の「がん相談支援センター」では患者や家族の心身や療養のサポートを行うため、がん看護専門看護師による「がん情報教室」や、臨床心理士による「こころの健康教室」をいずみサロンとして年に7回ほど開催しています。ほかにも乳がんのサポートグループ、前立腺がんの患者会、仕事に関する個別相談会なども開催しているので、それぞれの悩みに合ったイベントに自由に参加可能です。
がん患者の治療方針などを検討するために、定期的にキャンサーボードを開催しています。集学的治療に携わっている医師や他分野を専門とする医師などが参加し、がん患者の症状や病態、治療方針などをディスカッション。このキャンサーボードで多角的な視点で治療を考えることができ、患者にとって適切な治療提案をしてもらえるでしょう。
三井記念病院は紹介予約制を導入しているため、原則他院からの紹介状が必要です。もし紹介状の持参がなければ、初診料とは別に選定療養費が追加で発生するので注意しましょう。また事前に予約も必要となり、予約センターまで電話にて予約取得を行ってください。
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