癌の再発と上手に付き合うためのサイト » 再発癌治療の病院 » 横浜市立市民病院

公開日: |更新日:

横浜市立市民病院

掲載している治療法は保険適用外の自由診療も含まれます。自由診療は全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なりますので、不安な点については、各クリニックの医師に直接確認・相談してから治療を検討することをおすすめします。

がん医療だけでなく、周産期医療や救急医療、災害医療、感染症医療など幅広い地域医療の一役を担っている横浜市立市民病院。がん医療においては院内に「がんセンター」を設置し、診療科・薬学部・看護部・緩和ケアチームなどが連携を図りサポートにあたっています。このページでは横浜市立市民病院の癌治療の取り組みや特徴などを紹介するので、病院選びの参考にしてください。

横浜市立市民病院の医師

院長:小松 弘一

小松弘一院長の目指す医療

横浜市は人口と比べても中核病院が充実しているエリアだと言われています。その中で横浜市立市民病院は「リーディングホスピタル」を目指しており、横浜市民にとっての安心とつながりの拠点と思える存在になりたいと考えているようです。

がん領域では平成31年4月に「がんゲノム医療連携病院」、令和2年2月に「横浜市乳がん連携病院」として指定を受けています。予防医学からがんゲノム医療まで総合的にがん対策を充実させるべく、今後もがん医療の分野に注力してくれるでしょう。

小松弘一院長の経歴

1982年に慶應義塾大学医学部卒業し、1987年に同大学院医学研究科を修了・その後、同大学病院やアメリカのカリフォルニア州立大学ロサンゼルス校などで、消化器内科の臨床や研究に携わっており、1997年には横浜市立市民病院に入職しています。消化器内科部長や医師臨床研修センター長、副病院長などを経て、2021年4月に病院長に就任し、今に至ります。消化器内科の領域を専門としている医師です。

所属学会・資格・役職など

公式サイトに記載がありませんでした。

横浜市立市民病院の代表的な治療法

横浜市立市民病院では放射線治療や化学療法などの治療法を提供しています。さらに「肺がん治療センター」「婦人科内視鏡手術センター」も設けられており、より専門的な治療が行えるような体制が完備されているでしょう。

正確性の高い照射ができる設備を導入

横浜市立市民病院では放射線治療や化学療法など、幅広い治療を提供できる病院です。とくに放射線治療はX線体外照射技術の発展に伴い、放射線治療のニーズは高まっている傾向にあります。横浜市立市民病院においても放射線治療を受ける患者数は増加している現状です。そこで新病院の開院と同時期に放射線治療機器「TrueBeam STx with Novalis Radiosurgery」を導入し、脳の定位照射が行える体制が整っています。IMRTの供給が迅速に行えることもでき、さらに呼吸性移動対策も可能です。肺や肝などの体幹部の照射においても、正確性が向上し、がん周囲の正常な臓器への影響も少なく抑えることができるでしょう。さらに2022年4月よりリニアックを導入し、2台体制を実現。より多くの放射線治療のニーズに応えられる環境へとかわっています。

また横浜市立市民病院では医師2名・診療放射線技師5名・医学物理士2名・看護師4名・医師事務補助者1名・医療事務1名から構成されています。それぞれが連携を図りながら、患者にストレスなく放射線治療が行えるように努めてくれるでしょう。

肺がんに特化した「肺がん治療センター」を設置

「肺がん治療を高度かつ優しく」という理念を掲げ、2017年10月に「肺がん治療センター」を設置しています。肺がんの治療は日々新たな治療方法などが開発されており、診療科単一で行うものではなく、包括的な治療を行う体制が重要になってきます。そこで呼吸器内科・呼吸器外科・放射線治療科・緩和ケア科が密に関わり合いながら、集学的治療やチーム医療ができるような体制を実現。

肺がん治療センターでは診療科の垣根はほとんどなく、スムーズな連携も取られています。診断から手術まで待機期間も短縮でき、腹腔鏡手術など負担の少ない術式を採用。術後に抗がん剤が必要と判断されれば、呼吸器内科にて化学療法を実施するなど、ケースに合った治療を提案しています。

横浜市立市民病院の特徴

「緩和ケア内科」を開設

横浜市立市民病院における緩和ケアを行う中心的な存在としての診療科です。がんに伴う心や体の痛みを和らげることを目的としており、病気治療と平行して緩和ケアは行われます。痛み止めを用いるなどの症状緩和薬物療法をメインとして、すべての医療者が携われるよう研修も積極的に実施。精神神経科の医師やがん化学療法看護認定看護師、「横浜市乳がん連携病院」の指定に基づく乳がん認定看護師、管理栄養士、臨床心理士、薬剤師などとチームとなり、一人一人の状況に応じたサポートを行っています。

がんゲノム医療にも注力

「がんゲノム医療連携病院」として指定されており、その中核病院である国立がん研究センター中央病院と連携を取りながら、がんゲノム外来を開始しています。がんゲノム医療とは従来のがん治療ではほとんどの効果が得られない事例で、手術でも除去が難しいがんの遺伝子を詳細に調査し、遺伝子の変化に合った治療法を探すことです。たとえば分子標的薬と呼ばれる抗がん剤も、特別な遺伝子の変化をきたしたがんに効果的と言われています。

横浜市立市民病院の治療の流れ

横浜市立市民病院ではさまざまな治療を行っています。ここでは放射線治療の流れについて見ていきましょう。

  1. 診察
  2. CTシミュレーション
  3. 治療計画
  4. 検証
  5. 治療
  6. フォローアップ

横浜市立市民病院の病院情報

関連ページ