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掲載している治療法は保険適用外の自由診療も含まれます。自由診療は全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なりますので、不安な点については、各クリニックの医師に直接確認・相談してから治療を検討することをおすすめします。
東京逓信病院は昭和13年に設立された病院であり、現在は「がん難民を作らない」をスローガンに総合的がん診療医療機関としても運営が続けられ、癌治療や再発癌治療などに尽力しています。
2019年4月から東京逓信病院の院長を務めている安原洋医師は、1980年に東京大学医学部を卒業して以来、国内外で外科医として経験を積みながら様々な患者の治療へ従事してきました。
外科医としての経験を活かして、患者へのダメージを抑えた低侵襲の治療を充実させつつ、患者を一人も取りこぼさずに済むようにと多角的な治療法の研究や治療プランの拡充を目指しています。安原院長は「がん難民を作らない」というモットーを掲げながら各診療科や地域の医療機関が連携して、患者中心の医療体制を構築していくことを重視しています。
東京逓信病院の外科では、日本外科学会専門医や日本がん治療認定医機構がん治療認定医である外科部長を筆頭に、所属している外科医の全員が何かしらの専門医資格や得意分野を有しており、消化管から血管外科、乳腺・甲状腺など様々な分野や領域における外科治療に対応しています。
特に癌患者の治療に関しては、術前・術中の画像診断を活用しながら、病院の診療方針でもある低侵襲治療によって患者への負担を軽減しつつ、治療効果を追求した手術を心がけていることも重要です。
さらに内視鏡治療や化学療法、放射線療法などを併用した集学的療法を実施しており、「がん難民」を出さない診療体制の構築が進められています。
東京逓信病院では通院によって癌患者への化学療法を提供する、「外来化学療法センター」を設置しています。
外来化学療法センターでは、主に3つの化学療法を基本の治療として提供していることもポイントです。
外来化学療法センターで提供している治療は、抗がん化学療法(点滴・皮下注射)、抗がんホルモン療法(皮下注射・筋肉注射)、そして乾癬・クローン病・リウマチなどの点滴治療となっています。
それぞれの治療において点滴開始時期は必ず主治医が責任を持って決定・実施し、皮下注射なども経験を積んでいると認められた看護師が実践しています。
東京逓信病院の外来化学療法センターでは、個々の患者のために適切かつ安全な抗がん剤などを用意できるよう、薬剤調整専用の施設が併設されていることも特徴です。
薬剤調整専用室では「無菌調整システム」が導入されており、薬剤調整に関して十分に経験やスキルを有すると認められた薬剤師だけが調剤作業へ従事できるように徹底されています。
加えて、化学療法や抗がん剤治療などに関して専門知識を学んだ看護師が、診察前問診や点滴投与の観察などを日常的に行いながら、主治医、薬剤師らと連携して患者のための治療プランがアップデートされていることも重要です。
東京逓信病院は「肺がん・胃がん・大腸がん・乳がん・前立腺がん」に関して、東京都から「東京都がん診療連携協力病院」としての指定を受けています。同指定は2016年7月の「前立腺がん」から始まっており、現在は2024年3月31日まで各癌に関する指定期間が更新されています。
地域の医療機関と連携しながら、癌治療の中核病院として役割を担っており、標準治療や集学的治療、さらには高度な専門治療など多角的なアプローチで癌患者・再発癌患者のケアやサポートへ当たっていることが重要です。
悪性腫瘍の診断を受けた患者やその家族に対して、麻酔科や緩和ケアチームの医療従事者が専門家としての観点から、肉体的な痛みだけでなく精神的な苦痛や不安についてもケアを行っています。
ペインクリニック専門医や放射線科医、精神科医、ソーシャルワーカーなどが連携しながら、栄養士が栄養面でのサポートも行いつつ、患者や家族の生活全般を下支えする活動を実践していることが強みです。
東京逓信病院は原則として診療予約制となっており、さらに紹介状を持っている人と持っていない人で受付方法などが異なる点に注意してください。
受付から会計までの流れは以下のようになっています。
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