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トモセラピーが再発癌治療で注目される理由

掲載している治療法はすべて保険適用外の自由診療のため、全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なりますので、不安な点については、各クリニックの医師に直接確認・相談してから治療を検討することをおすすめします。

トモセラピーの再発癌への治療効果

トモセラピー
引用元HP:Clinic C4(http://cccc-sc.jp)

トモセラピーとは、米国で開発されたIMRT(強度変調放射線治療)の専用機で、2002年より開始された高精度放射線治療を指します。全身へ転移してしまった複数の癌に対して、同時に放射線を照射することができる装置です。

IMRT(強度変調放射線治療)とは、放射線治療計画装置により、癌細胞には高強度の放射線量を与え、隣接する正常組織には放射線量を低く抑えることを可能とした治療法。トモセラピーはこのIMRTに特化した治療機器なのです。

トモセラピーは標準的な放射線治療に加え、CTのように癌細胞の周りを360度回りながら画像解析し、照射するため複雑な症例も治療可能となっています。

癌病巣を包み込みように放射線を照射し、正常組織への線量を軽減できるため、正常細胞への照射を大幅に軽減させることができ、身体に優しい治療が行なえます。

そのため従来の放射線治療よりも副作用が少なく、安心して行える放射線治療機器なのです。

トモセラピーは脳と脊髄の同時照射、リンパ腫の広範囲照射、全身に転移した広範囲の照射、骨髄移植前の全身照射など、強弱をつけ複数の病巣へ一度に照射すること、全身への治療が可能です。

他の放射線治療とトモセラピーの違い

これまでの放射線治療の場合、一度に照射できる病変の数は限られていました。正常な細胞へのダメージが小さいガンマナイフや粒子線治療は複数病変の治療には向かず、かといって全身に一度に放射線を当てるのは副作用が大きくなりすぎます。それを解決できるのが、トモセラピーです。

トモセラピーの副作用

トモセラピーは放射線治療なので副作用が出る場合があります。しかし従来の放射線治療とは違い、癌細胞を的確に狙って照射することが可能で正常細胞への影響は少なく済みます。
以下に放射線治療の代表的な副作用について記載します。

トモセラピーに特化した癌治療専門のClinic C4

治療が困難な多発転移の癌に対しても決して諦めない治療

Clinic C4
引用元HP:Clinic C4(http://cccc-sc.jp/treatment/tomotherapy.html)

東京都渋谷区にある「Clinic C4」は、高精度放射線治療であるトモセラピーに特化した癌治療専門の病院です。他院では手立てがないといわれているような全身転移の癌や治療が困難な症状に対しても癌の制御を行います。

トモセラピーを利用した場合、1回30分ほどの照射で、10か所以上ある病変に対しても放射線治療を施すことができます。1クールは5~10回の治療で終わるので、患者の負担も小さいようです。実績としては、2008年5月~2015年8月の7年間で1335症例に照射、うち80%は局所制御に成功し、46%は病巣が完全に消失したそうです。

Clinic C4の院長:青木幸昌 医師

Clinic C4の院長は、癌治療に携わること30年以上、1997年には放射線技術学会学術奨励賞を受賞している青木医師です。研究領域は放射線治療工学で、患者の動きを考慮し、すべての治療で標的が同じ位置なるよう調整する技術「IGRT」や、多方向から放射線を照射する定位放射線治療「SRS/T」の開発に80年代前半から携わっています。

所属学会・資格・役職など

Clinic C4の病院情報

トモセラピーによる各部位の癌治療

肺癌

肺癌には小細胞肺癌と非小細胞肺癌の大きく2パターンがあり、前者では放射線治療によって根治を目指せる可能性があります。また、後者では癌の進行度や転移の有無によって、外科手術による対応が難しく、抗がん剤治療と放射線治療の併用が一般的となることもあるでしょう。

トモセラピーは従来の放射線治療よりも精度を高めやすく、転移性の癌細胞にも幅広く対応できるため、転移リスクの高い肺癌治療においても有効性を期待できます

乳癌

早期発見の乳癌であれば、外科手術による治療が一般的です。しかし、外科手術だけでは癌細胞の全てを取り切れない恐れがあり、そのような場合には抗がん剤治療や放射線治療による治療も必要です。

また、乳癌が進行して皮膚へ浸潤すれば、「花咲き乳癌」と呼ばれる状態まで悪化することもあります。この場合、すでに他臓器へ転移している可能性もあり、一度に全身を幅広くカバーできるトモセラピーの治療が効果的といえるでしょう。

子宮頸癌

子宮頸癌はそもそも放射線治療が用いられやすい病気ですが、従来の治療では体外からの照射の他、専用チューブを膣内へ挿入して、体内から放射線を照射することもありました。しかし、体内照射ではチューブ挿入時に患者へ痛みを与えることもあり、場合によっては使用が難しいこともあります。

トモセラピーでは、全身360度から任意のポイントへ放射線を照射できるため、従来のデメリットを改善した上で、放射線治療を進めることが可能です。

骨転移癌

骨転移癌は、体のどこかで発生している癌細胞が、血流に載って骨に転移することで引き起こされます。癌が骨転移している場合、すでに他臓器へ転移している可能性もあり、化学療法や放射線治療がカギとなります。

骨転移癌では、骨痛といった症状に対して放射線治療の有効性が認められているものの、従来の治療では副作用リスクもありました。その点、トモセラピーは患者への負担を軽減できるため、安全性を高めながら治療を進めることができます。

脊椎腫瘍

脊椎骨(背骨)に腫瘍が生じる脊椎腫瘍では、手術による除去が可能であれば外科治療が検討されます。しかし、腫瘍の位置やサイズなどによって、外科手術が困難な場合、抗がん剤治療や放射線治療が重要となるでしょう。また、転移性脊椎腫瘍/転移性脊髄腫瘍の場合、最初から放射線治療が選択されることもあります。

トモセラピーは原発性腫瘍から転移性腫瘍まで幅広く対応できるため、適切な治療プランを立案しやすいこともメリットです。