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災害医療センター

掲載している治療法は保険適用外の自由診療も含まれます。自由診療は全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なりますので、不安な点については、各クリニックの医師に直接確認・相談してから治療を検討することをおすすめします。

災害医療センターは1995年7月1日に国立王子病院と国立立川病院が統合したことに始まります。その後、現在地にて国立病院東京災害医療センターとして発足しました。のちに名称が変更され、災害医療センターになっています。

名前のとおり、広域災害時にもすぐに対応できる病院です。常に高度で良質な医療を心がけており、がん治療においてもさまざまな部位のがん治療を行うことができます。一人ひとりの症状や要望に応じて治療方針を決定してくれるでしょう。

災害医療センターの医師

院長:宗田 大

宗田院長の目指す医療

2017年(平成29年)4月1日に災害医療センターの院長に就任した宗田大医師。災害医療センターが多摩西部の医療拠点として、地域住民を支える高度急性期病院になる未来を目指しています。地震や津波を始めとする災害や事故が起きた時に備え、また高齢者が増加する今後の未来を見据えて、いかなる時でも状況に合わせた医療を提供できるよう救急医療体制を整えているそうです。

宗田院長の経歴

所属学会・資格・役職など

公式ホームページに記載がありませんでした。

災害医療センターの代表的な治療法

化学療法・放射線治療を提案

がん治療は主に手術や化学療法、放射線療法に分類されています。それぞれの治療にメリット・デメリットがあり、災害医療センターでは「手術」「化学療法」「放射線治療」を中心に診察・診療しているようです。

2014年8月6日には地域がん診療連携拠点病院として厚生労働省からの認定を受けています。(※)

「がん相談支援センター」という窓口を設けており、患者と家族の不安や悩み、疑問を相談できるので、こちらに問い合わせてみてください。

※参照元:厚生労働省[PDF]

治療の副作用

がんの治療は、人によってまったく違います。同じ病名だからと言って、全患者の状態が同じというわけではありません。

治療を開始したあとでも、何らかの不調が現れた場合には早めに伝えるようにしてください。とくに抗がん剤や免疫療法を行っている場合、合併症の可能性があります。無理して治療を継続することで、症状を悪化させるおそれも。治療中に不安に感じるような症状があれば、軽いうちに伝えることが重要といえます。

寄り添う医療を提供

患者の立場に立つことを基本理念として掲げ、常に親身になって治療をしてくれます。がん治療は長期間治療を継続するケースも少なくありません。そのため信頼できる病院でなければ、患者にとっても家族にとっても余計なストレスがかかってしまうでしょう。

災害医療センターであれば、がんを発症したことによる不安や悩みをしっかりと聞いてくれます。1人で不安にならずに、治療の疑問点などは確認するようにしてください。

話を聞いたうえで、がんの治療方針を考えてくれるはず。状況に応じて治療内容を見直す場合もありますが、専門家の意見も教えてくれるため強引に押し切られることはありません。

もし主治医に相談しにくい内容であれば、看護師やソーシャルワーカーに相談しても問題ありません。主治医や看護師、ソーシャルワーカーなどは常日頃から情報共有を行っているので、話しやすいスタッフに相談してくださいね。

がん性疼痛に対する治療

がん性疼痛とは、腫瘍に伴う苦痛をはじめとするさまざまな症状のこと。災害医療センターはペインクリニック外科という診療科にて、がん性疼痛の治療を実施しています。治療方法は大きくわけて2パターン。薬物療法と神経ブロック治療です。

薬物療法

薬物療法は、主治医とがん治療緩和サポートチーム共同で行う治療法。症状に合わせて非オピオイド鎮痛薬やオピオイド鎮痛薬、鎮痛補助薬を調整しながら投与します(※鎮痛薬とは痛みを和らげる薬の総称です)。

神経ブロック治療

神経ブロック治療とは、原因が判明している特定箇所の痛み、または薬物療法で抑えきれない痛みが生じた場合に用いられます。痛みが発生している箇所へ局所麻酔を行い、神経破壊薬を投与する流れ。痛みの原因となっている神経を破壊する手法で、神経は解約ではなく熱を加えて破壊する場合もあります。神経ブロックの効果が乏しい箇所は、脊髄へカテーテルを通して、オピオイド鎮痛薬を長期間投与しながら少しずつ治療します。

病院の特徴

災害医療センターは、東京都立川市緑町にある医療機関。JR立川駅の北口から徒歩15分の場所にあります。タクシーの場合は駅から約5分と非常にアクセスしやすい立地です。

建物は、本館・外来棟・治療棟の3つに分かれていて、初診や再診は外来棟で受け付けています。本館は地上9階建て・地下1階建てとなっており、地下1階には理容室と美容室も入っているそう。また、9階にはレストラン、1階にはコーヒーショップ、正面玄関にはコンビニも設置されているため、利便性が高いでしょう。

初診の受付時間は平日8時30分から11時までとなっており、再診は8時30分から各診療科の終了時間30分前までとなっています。再診の場合は予約必須となっているので注意しましょう。

災害医療センターは地域の中核病院として、平時・非常時どちらの状況にも対応できる体制を整えている病院です。敷地内には通院治療センターと救命救急センターもあります。

災害医療センターでの治療(放射線治療・免疫療法など)の流れ

がん疼痛相談外来は、毎週火曜日と木曜日を診療日としています。診療時間は30分程と短めなので、負担を抑えながら診療を受けられるでしょう。

  1. 主治医に外来診療の申し込みを行う
  2. 主治医が診療依頼および予約
  3. 主治医から問診票を受け渡し
  4. 指定された日時に受診

受診する際は、健康保険証・外来予約表・記入済みの問診票・お薬手帳やお薬1日分(現在服用している場合)が必要です。がん性疼痛は、さまざまな箇所で発生する苦痛を伴う症状。緩和させるためには、薬物療法・神経ブロック治療などを行います。災害医療センターでは、がん性疼痛・非がん性疼痛にかんする高度な治療を受けることが可能です。

災害医療センターの病院情報

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