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遠隔転移した再発癌の治療法

掲載している治療法はすべて保険適用外の自由診療のため、全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なりますので、不安な点については、各クリニックの医師に直接確認・相談してから治療を検討することをおすすめします。

遠隔転移の状況、再発しやすい癌

遠隔転移とは、癌細胞が発生した場所から血管やリンパの流れに乗って別の臓器や器官に移動してそこで増殖することをいいます。

転移には4つのパターンがあります。

  1. 血行性転移:血管を経由して転移すること
  2. リンパ行性転移:リンパ管を経由して転移すること
  3. 播種性転移:癌細胞が剥がれ落ちて、近くの腹腔や胸腔に散らばり増殖すること
  4. 浸潤:癌細胞が染み渡るように近くの臓器に転移すること

一概には言い切れないですが、肺癌、前立腺癌、膵臓癌、胆道癌、乳癌は転移しやすい傾向があるといわれています。

遠隔転移した再発癌に対する治療法

遠隔転移した再発癌に対しては放射線治療、抗がん剤治療、免疫療法、代替療法が行われます

放射線療法

放射線とは空間や物質中の波の形や粒子でエネルギーを伝播するものを総称する言葉です。X線やγ線などがあり、癌治療で行われる放射線治療で使われるのはX線、γ線、電磁線が主です。

放射線には細胞の遺伝子に直接作用して細胞が分裂する能力をなくしたり、細胞自ら死んでいく現象(アポトーシス)を増強させて細胞を破壊します。

放射線療法は癌細胞に照射することで、癌細胞の増殖を抑え死滅させる治療法で、再発癌の治療法の選択肢とされることが多いです。

抗がん剤治療

抗がん剤治療とは薬物を使用して癌の増殖や成長を抑えたり、転移や再発を予防する治療法です。

投薬後、血液によって全身に巡るため、手術や放射線では治療困難だった箇所にも有効な治療法となります。全身の癌に対して効果があるため再発や転移後の進行を抑えることが可能となります。

しかし正常な細胞も破壊してしまうため吐気や脱毛、倦怠感などの副作用がありますが、最近では副作用を抑える薬が開発されてきていることもあり以前のように苦しむことも少なくなっています。

免疫療法

免役療法とは自己免疫機能を高めることで、癌細胞を身体にとっての異物として識別させることで癌細胞を排除する治療法です。

リンパ球に対して癌細胞のみを攻撃するような力を与えるだけなので、正常な細胞には影響はありません。

再発や転移により手術、放射線治療の適応外の癌でも有効です。

しかしまだ最近の治療法であるため明確なエビデンスがなく、効果を証明するだけの実績がないのがデメリット。また抗がん剤の効果を打ち消してしまう可能性があることも指摘されています。

代替療法

代替療法とはこれまで挙げてきた手術、抗がん剤治療、放射線治療、免疫療法などの代わりに行われる治療のことを指します。

近年色々な代替療法が生まれていますが、国立補完代替医療センター(米国)では「一般的に従来の通常医療とみなされていない、様々な医学、ヘルスケアシステム、施術、生成物質など」と定義されています。

緩和ケア

緩和ケアとは、重い病を抱える患者さんやその家族1人ひとりの身体や心などの様々なつらさをやわらげ、より豊かな人生を送ることができるように支えていくケアとされています。

以前までは終末期医療というイメージが強かったですが、癌の初期から行うことが推奨されています。

病気を治すという観点だけではなく、身体や気持ちのつらさ、生活そのものに対する悩みを解決するという視点でも対応策を考えていく、そして人生の質を高めていくことが緩和ケアといえます。