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子宮癌

掲載している治療法は保険適用外の自由診療も含まれます。自由診療は全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なりますので、不安な点については、各クリニックの医師に直接確認・相談してから治療を検討することをおすすめします。

子宮癌の5年生存率・10年生存率

子宮頸癌の5年生存率

子宮体癌の5年生存率

子宮頸癌の10年生存率

子宮体癌の10年生存率

子宮癌が転移しやすい箇所

子宮癌はどのような癌か

子宮癌

子宮癌は子宮頸癌と子宮体癌とに分けられます。

初期段階ならば比較的予後の良い癌であるため、早期発見が重要となります。一般の産婦人科の診察でも検査できるので、定期的な検診を受け、早期発見を目指しましょう。

子宮癌の主な症状

初期の子宮癌はほとんど症状がありませんが、進行とともに次のような症状が現れるようです。

子宮体癌の場合は、ほとんどの人に不正性器出血がみられます。他には排尿痛や排尿のしにくさ、性交時痛、骨盤周辺の痛みなどの症状があるようです。

子宮癌が再発しやすい理由・しにくい理由

初回の治療で完全に癌細胞が取り除かれた場合は再発する事はありません。しかし目に見えないわずかな癌細胞が残っていた場合、それが増殖し再発する事があります。

子宮癌に用いられる治療法

子宮癌の局所再発の場合は再発した癌細胞の切除術が行われます。骨盤内に広範囲に再発が見られる場合は、骨盤内臓器全摘出術が行われます。骨盤内臓器全摘出術が行われた場合は人工肛門の増設術や回腸導管増設術、造膣術が必要に応じて行われます。

また癌の進行度や転移などによって放射線治療や抗がん剤治療も行われます。

子宮癌を再発させないための予防法

子宮頚癌の予防にはワクチンが有効です。ワクチン接種により子宮頸癌の60%が減少すると期待されています。

また、性行為にてパピローマウイルスに感染することも子宮頸癌の発生に関与するといわれているため、性行為時のコンドームの使用も予防に有効となります。

また生活習慣の乱れも癌を誘発するので、動物性脂肪・塩分・アルコールの過剰摂取や、運動不足などに注意しましょう。

癌が再発した場合は、癌治療専門病院へ行き、早めに適切な治療を行う事が重要です。

子宮癌のステージ

ここではステージごとの子宮癌の状態について解説します。

ステージ分類

子宮体癌(子宮内膜癌)や子宮頸癌は、病気の状態に応じ、おおまかに4つのステージに分類されます。それぞれのステージは、ローマ数字を用いて表されるのが一般的です。

子宮体癌のステージ

Ⅰ期 病変が子宮体部(子宮のうち、妊娠した際に赤ちゃんを育てる部分)のみに認められる状態です。癌がある部分が子宮体部の1/2以下である場合はⅠA、1/2を超えている場合はⅠBと表されます。
Ⅱ期 癌が子宮体部を超え、子宮頚部(子宮の下部にある、膣につながる筒状の部分)に広がっているが、子宮の外側には病変がない状態です。
Ⅲ期 癌が子宮体部、頸部、そして骨盤内部に広がっているが、骨盤の外には広がっていない状態です。病気の状態に応じて、さらに細かくⅢA~ⅢC(ⅢC1、ⅢC2)に分類されます。
Ⅳ期 癌が骨盤の外にある部位にまで広がったり、転移したりしている状態です。癌の広がりや転移の状況に応じて、さらにⅣA、ⅣBに分類されます。

子宮頸癌のステージ

Ⅰ期 癌が子宮のみに発生している状態です。病変の大きさや浸潤の深さに応じて、ⅠA1~2とⅠB1~2の4段階に分類されます。
Ⅱ期 癌が子宮を超え、周辺組織や膣に広がっているが、進展はさほど高度ではなく、外陰部近くや骨盤壁にまでは到達していない状態です。癌が広がっている位置および病変の大きさに応じ、ⅡA1~2、ⅡBに分類されます。
Ⅲ期 癌が子宮の周辺組織や膣に大きく広がっている状態です。膣に進展し、外陰側1/3にまで到達している場合はⅢA、子宮の周辺組織に広がり、骨盤壁にまで到達している場合はⅢBと表されます。
Ⅳ期 癌が膀胱や直腸にまで広がっているか、肺などの骨盤の外にある臓器に転移している状態です。直腸か膀胱の粘膜に広がっている場合はⅣA、肺などの骨盤外にある臓器に遠隔転移を起こしている場合はⅣBに分類されます。

ステージの分類方法

子宮癌のステージ分類は、腫瘍の大きさのほか、「癌がどの程度深くまで広がっているか」「肺や肝臓、リンパ節などに転移を生じているかどうか」といった点に基づいて判断されます。

癌がさほど大きく広がっていない場合でも、進行度が低いとは限りません。例えば、癌が子宮に留まっており、浸潤もそれほど深くない場合でも、骨盤の外にある臓器に転移が認められれば、ステージはⅣに分類されるのです。

子宮体癌のステージごとの治療方針

Ⅰ~Ⅱ期

基本的には手術によって病変部を摘出する治療が行われます。基本的には開腹手術が必要ですが、癌が早期に発見された場合は腹腔鏡下手術などの負担の少ない手術が可能になることも。なお、術後は再発のリスクを減らす目的で放射線治療や薬物療法が行われることもあります。

また、患者さんが高齢である、他の持病があるなど、何らかの事情により手術が困難な時には、初めから放射線や薬物による治療が行われる場合もあります。

Ⅲ~Ⅳ期

ステージⅠ~Ⅱの場合と同じく、治療の第一選択肢は外科手術です。手術によって取り除く範囲は病気の進行度合いに応じて広くなるため、ステージⅢ以降の場合は子宮の周辺組織を含めた広い範囲を切除する必要があります。

手術で取り除ききれない癌や、他の部位に転移した癌に対しては、放射線治療や薬物療法を行います。なお、これらの治療は、癌そのものを治す目的のほか、出血を抑えたり、痛みを和らげたりする目的でも行われることがあります。

また、癌によって起こる心身の苦痛を和らげて生活の質を維持し、その人らしい人生を送るための緩和ケアも重要です。

子宮頸癌のステージごとの治療方針

Ⅰ期

治療の基本は外科手術です。切除する範囲は病気の進行状態によって異なりますが、癌の大きさが小さいなどの一定条件を満たす場合には、子宮頸部のみを切除することで妊娠可能な状態を維持できることもあります。

Ⅱ期

原則として、治療は手術や放射線療法、またはその両方によって行われます。手術を行う場合は、癌をしっかりと取り除くため、周辺組織ごと子宮を大きく切除する「広汎子宮全摘術」という方法が選択されます。

Ⅲ~Ⅳ期

治療は、放射線や薬物(抗がん剤)によって行われます。患者さんの生存期間を延ばすこと、心身の苦痛を軽減し、生活の質をできるだけ良好な状態に保つことなど、病気をコントロールするための治療が必要です。