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東京大学医学部附属病院

掲載している治療法は保険適用外の自由診療も含まれます。自由診療は全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なりますので、不安な点については、各クリニックの医師に直接確認・相談してから治療を検討することをおすすめします。

日本の癌治療や癌研究を牽引する医療機関の1つであり、癌治療に強い医師を育成する施設でもある東京大学医学部附属病院について、癌治療への取り組み方や特徴を解説しています。

東京大学医学部附属病院の代表的な治療法

トモセラピー

トモセラピーは癌に対する放射線治療の一種であり、複数の部位へ転移している癌へ効率的に放射線を照射する治療システムです。治療にかかる時間は1回30分ほどとされており、治療1クールにつき5~10回程度ということも特徴です。

東大医学部附属病院では2014年10月からトモセラピーを導入しています。

ロボット支援下食道切除

東京大学医学部附属病院の胃・食道外科では、食道癌に対して手術支援ロボットを活用したロボット支援した食道切除が行われています。

進行した食道癌に関しては、事前に化学療法を行った上で手術が実施されることもポイントです。

内視鏡腹腔鏡合同手術(LECS / NEWS)

胃癌などの癌について、従来の開腹手術よりも患者へのダメージを抑えられる腹腔鏡手術が積極的に行われています。

また、胃・食道外科と消化器内科がチームを組んで内視鏡腹腔鏡合同手術(LECS)を行ったり、独自開発した術式「NEWS(非穿孔式内視鏡的胃壁内反切除術)」が実践されたりしています。

東京大学医学部附属病院の特徴

先進医療に関する多角的な研究

東京大学医学部附属病院は癌治療の実践の場として運営されているだけでなく、国内の癌研究をリードする研究機関・医療機関としても注目されており、各科がそれぞれ独自の先進医療研究を進めていることも重要です。

公式サイトには診療科ごとの先進医療研究や承認日が公開されており、「抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査(脳神経外科:平成26年1月6日承認)」や「高周波切除器を用いた子宮腺筋症核出術(女性外科:平成28年7月1日承認)」など複数の治療法が研究されています。

院内がん登録制度

院内で癌と診断された患者について、診療科を問わず情報を共有して、治療の状況や方針を明確にする調査制度が実施されています。

治療の精度を高められるだけでなく、各専門病院が連携することで病院ごとの特色や取り組み方を判断する材料としても使われることが強みです。

東京大学医学部附属病院での癌治療の流れ

東京大学医学部附属病院は原則として予約制が採用されており、初診患者も再診患者も事前に予約を行った上で来院しなければなりません。

  1. 事前予約して来院
  2. 診療申込書の記入
  3. 対応する診療科を受診
  4. 診察・検査(その後は医師と相談)

なお、予約なしで来院した場合、当日中の受診ができない場合もあります。

東京大学医学部附属病院の基本情報

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