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皮膚癌

掲載している治療法は保険適用外の自由診療も含まれます。自由診療は全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なりますので、不安な点については、各クリニックの医師に直接確認・相談してから治療を検討することをおすすめします。

皮膚癌の5年生存率

皮膚癌の5年生存率は90.9%で、比較的予後良好な癌といわれています。

転移しやすい皮膚癌

皮膚癌

皮膚癌は種類によって転移のしやすさが変わります。

例えば、悪性黒色腫(メラノーマ)や乳房外パジェット病などは転移しやすい癌のようです。

皮膚癌はどのような癌か

皮膚は表皮(上皮)・真皮・皮下組織・皮膚付属器からなり、これらのうち表皮と皮膚付属器の細胞が悪性化したものを皮膚癌と呼びます。

皮膚癌には、悪性黒色腫(メラノーマ)・有棘細胞癌・基底細胞癌・乳房外パジェット病といった種類があります。悪性黒色腫(メラノーマ)は顔・足の裏・爪に生じやすいほか、有棘細胞癌・基底細胞癌は紫外線との関連が強いため顔に生じやすくい特徴があり、さらに乳房外パジェット病はわき・外陰部・肛門にできやすいといわれています。

皮膚癌が再発しやすい理由

基底細胞癌は完全に切除できず、再発を繰り返すと周りの筋肉、軟骨、骨などの組織を破壊しながら浸潤する可能性があります。

皮膚癌に用いられる治療法

皮膚癌の再発の場合、可能であれば再発した箇所の皮膚癌とその周辺の組織の切除が行われます。

遠隔転移がある場合は、切除が困難な場合は放射線治療や化学療法が行われます。また、癌の種類や転移の具合にもよりますが、免疫療法を併用する場合もあります。

皮膚癌を再発させないための予防法

皮膚癌は紫外線との因果関係が指摘されています。紫外線を浴びると皮膚の遺伝子が傷つくのですが、修復する過程で突然変異を起こし、皮膚癌となるのです。

皮膚癌の発生には生涯浴びる紫外線量が関与。そのため、日常的に紫外線を浴びやすい顔や耳、手の甲などは注意が必要です。特に現代では、紫外線を遮断するオゾン層が温暖化により破壊されており、有害な紫外線を強く浴びる傾向にあります。日焼け止めをはじめ、サングラス・日傘・帽子などで日常的に紫外線を遮断することが、皮膚癌の予防に繋がります。

癌が再発した場合は、癌治療専門病院へ行き、早めに適切な治療を行うことが重要です。

皮膚癌のステージ

ステージ分類

0期 癌細胞が認められるが、表皮の中に留まっている状態(非浸潤癌)。
Ⅰ期 癌の大きさが2cm以下で、真皮内あるいは真皮から皮下組織内に留まっている状態。
Ⅱ期 癌の大きさは2cm以上だが、真皮内あるいは真皮から皮下組織内に留まっている状態。
Ⅳ期 癌の大きさに関わらず、皮下組織を超えて筋肉な軟骨などにまで浸潤している状態。あるいは癌の大きさや浸潤度に関わらず、所属リンパ節に移転が見られる状態。
Ⅳ期 腫瘍の大きさや浸潤度、リンパ節への転移の有無にかかわらず、他の内臓にまで転移している状態。

ステージの分類方法

皮膚癌のステージ分類は、国際規格である「TNM分類」に沿って判断されます。「Tumor=癌の大きさ(基準は1cm・2cm・4cm)と深さ(浸潤度)」、「Node=リンパ節への転移の有無」、「Metastasis=発生した器官から離れた臓器への移転(遠隔転移)の有無)」で、この3つの要素をそれぞれ数値化して組み合わせ、ステージを決定するのです。

ステージごとの治療方針

0期

原発巣(発生器官にある癌)の周囲5mm幅をとって外科手術により切除します。

Ⅰ期

原発巣の周囲5~10mm幅をとって外科手術により切除します。これにより皮膚の欠損が大きくなった場合は、植皮手術などで補います。また患部が指といった場合には、切断手術になることもあります。

Ⅱ期

原発巣から10~20mmの幅をとって手術により切除し、植皮手術などで失われた皮膚を補います。またセンチネルリンパ節(癌が最初に転移するリンパ節)への転移がないかを生検によって確認し、転移が見られる場合にはその部分のリンパ節を切除します(リンパ節郭清)。手術後は薬物療法やインターフェロン治療で様子をみます。

Ⅲ期

原発巣から10~20mmの幅をとって切除手術を行い、所属リンパ節(付近のリンパ節)郭清を行います。皮下組織を超えて転移が見られる場合には、さらに大きめに切除したり、インターフェロン治療や放射線治療で患部をできるだけ小さくしてから手術に入ったりする場合もあります。手術後は再発予防のためにインターフェロンや薬物療法が行われます。

Ⅳ期

手術療法、薬物療法、放射線療法などさまざまな方法を組み合わせた治療(集学的治療)が行われます。基本的には薬物療法で進行を遅らせつつ皮膚下転移などに対しては切除手術を行うのが一般的です。遠隔転移が見られるものの1ヵ所だけで、それが完全に切除できるであろうと判断される場合には手術が行われることもあります。