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Clinic C4

掲載している治療法は保険適用外の自由診療も含まれます。自由診療は全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なりますので、不安な点については、各クリニックの医師に直接確認・相談してから治療を検討することをおすすめします。

Clinic C4は放射線治療システム「トモセラピー」を用いた治療を中心に行うがん治療専門のクリニックです。このトモセラピーを中心に、末期癌でもう治療の方法がないと言われた人や癌の再発・転移で治療が困難と言われている人に対しても、積極的に治療方法を追求していきます。

Clinic C4の医師

院長:青木幸昌

青木院長の目指す医療

Clinic C4のモットーは説明と選択の医療、人事を尽くすがん医療です。院長の青木先生はがん治療に30年以上携わっており、臨床経験を数多く積んでいます。進行・末期がん患者を診ることが多いようです。

がん医療と向き合う中で、いかに患者さんの意見を優先するかを考えながら医療を行なっているのが青木院長の魅力。

青木院長から患者さんに伝えたいのはがんをあきらめないでほしいということです。患者さんがあきらめずにがんを治療するための努力は惜しみません。

青木院長の経歴

所属学会・資格・役職など

Clinic C4の代表的な治療法

Clinic C4ではトモセラピーを用いた放射線治療が中心に行われています。

トモセラピーは標準的な放射線治療に加え、CTのように癌細胞の周りを360度回りながら画像解析し、照射するため複雑な症例も治療可能です。

癌病巣を包み込みように放射線を照射し、正常組織への線量を軽減できるため、正常細胞への照射を大幅に軽減させることが可能で、身体に優しい治療が可能となっています。そのため従来の放射線治療よりも副作用が少なく、積極的に行える放射線治療機器となっています。放射線治療なので副作用は多少ありますが、従来の放射線治療と違い患者さんの負担も小さく済みます。

トモセラピーは、全身へ転移してしまった複数の癌に対して、同時に放射線を照射することができる装置。Clinic C4では、トモセラピーを使って再発進行期のがん患者への治療を提供しています。

トモセラピーを利用した場合、1回30分ほどの照射で、10か所以上ある病変に対しても放射線治療を施すことができます。1クールは5~10回の治療で終わるので、患者の負担も小さいようです。実績としては、2008年5月から2015年8月の7年間で1335症例に照射、さらに2015年9月から2019年12月までで534症例に照射しています。

治療の副作用

トモセラピーは放射線治療のため、少なからず副作用が生じます。照射した部位や個人の体質などで差はありますが、治療中や直後など比較的早期に副作用が生じる場合と、半年から数年後に副作用が生じる場合があります。

主な副作用は吐き気、食欲不振、下痢、腹痛、だるさ、脱毛(照射箇所のみ)、皮膚炎、口内炎などです。

分子標的照射

放射線治療としての効果を高めるために取り入れられる重粒子線治療や増感剤は、正常な細胞へダメージを与えるリスクがあります。

その点、分子標的照射は、がんの細胞性を利用して異常ながん細胞に効果がある放射線治療です。治療するがん細胞における放射線耐性を下げる、がんの治療に効果的な方法といえます。分子レベルで異常ながん細胞で作用を増やす薬剤なども使い、広い範囲で効果が認められるようになりました。

今までの放射線治療では正常ながん細胞まで攻撃してしまいましたが、分子標的照射では異常ながん細胞のみに働きかけができるように。使われている薬剤も正常な細胞への影響が少ないとして理解されています。

クリニックの特徴

放射線治療に特化したクリニックとして、「トモセラピーHDA」「64列128スライスCT」「1.5テスラMRI」などをそろえています。治療後に休める場所として休憩室も個室で完備。患者さんの体を思った施設が整えられています。

また、公式ホームページでは患者さんから寄せられた疑問に回答するページ設けられています。1つひとつの疑問に対して、口ニックからの誠実な回答が掲載されている点に注目してください。「がんで苦しむ人の支えになりたい」という医師の想いが伝わってくるでしょう。

Clinic C4での放射線治療の流れ

Clinic C4ではトモセラピーという放射線治療器を使っています。正常な細胞組織への線量を減らしながら、がん病巣に集中して照射することが可能です。

トモセラピーの特徴は、

医療の進歩により、がん治療も進んできました。しかし治療ののち、同じ場所にがんができることはあります。転移してしまうこともあるでしょう。

トモセラピーは体への負担が少ないので、複数のがん組織への照射が可能になります。

治療が難しいとされる、多発転移への治療も可能になるのです。トモセラピーの治療では外科手術ほどの負担が少なく、治療にかかる期間もそれほど長くありません。

また、Clinic C4では受診前に予約が必要です。初診でも予約が必要なため、忘れず予約の電話をしておきましょう。

  1. 病歴を確認
    データに基づいて、治療方針を確定します。
  2. 初回診療
    問診と専門の担当医による診療があります。診療は約30分で、初診時にかかる時間は約90分です。検査の結果や診療の内容から、治療方針を検討していきます。検査や処置の費用は別で、初診料は32,400円です。
  3. 治療方針の決定
    データと患者さんの希望をもとに、治療方針を提案します。
  4. CT撮影
    初回診療から日を改めて、治療計画を作るためのCT撮影があります。CT撮影から約1週間で治療が開始されることが多いとのこと。
  5. 通院
    治療を始めてから3日~20日、クリニックが開いている間は毎日行なわれます。1回につき1時間ほどで終了。医師の診察は治療中、1週間に一度の予定です。
  6. 効果判定
    放射線治療や医師の診察がひと通り終わった後、3~4ヶ月するとPET-CT検査の画像診断が行なわれます。とくに問題がなければ、治療終了の判断が下される流れです。

Clinic C4の病院情報

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