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掲載している治療法は保険適用外の自由診療も含まれます。自由診療は全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なりますので、不安な点については、各クリニックの医師に直接確認・相談してから治療を検討することをおすすめします。
このページでは東京 新宿にあるビオセラクリニックのがん治療や病院の詳細を調べています。
ビオセラクリニックでは、がんに対する免疫細胞療法をメインに、温熱療法や心理療法を行なっています。とくにこちらのクリニックでは、「活性化リンパ球療法」と「樹状細胞療法」の2つを併用した方法を提供しています。
院長:谷川 啓司医師
がんと診断された方、治療をしている方、再発して放射線治療や抗ガン剤治療をこれ以上続けられない方、どんな患者であっても「免疫を上げていき、少しずつ闘病に気持ちが上向きになるようにしよう」というのが谷川医師の目指す医療です。
近年、がん治療は進化し、新しい治療方法や検査が登場していますが、日本人の死因で特に多い病気であることは変わっていません。がんを小さくすることができるようになっても、再発してしまうことも多々あるのです。
そのなかで、谷川院長は患者が治療を受けることでより良い人生を過ごせるのか、生活の質が改善できるのか、本来の寿命まで元気に暮らしていけないかと考えて向き合っています。
免疫細胞療法は体への負担が少なく、放射線治療や抗ガン剤治療と組み合わせることで、効果がアップすると言われています。
2001年にビオセラクリニックを開設してからは、がん治療、緩和ケアなど、総合的に考えて患者さんにとって良い判断をし、助言をすることが役目と考えているようです。
ビオセラクリニックは、免疫力を高める方法の治療を提供しているクリニックです。2001年に東京女子医科大学病院の関連施設として、新宿区に開院しています。ビオセラクリニックでは、がんに対する「免疫細胞療法」をメインに、温熱療法と心理的サポートを行なう心理療法を組み合わせているのが特徴です。
免疫細胞療法は、白血病やT細胞型悪性リンパ腫などの血液以外の固形悪性腫瘍(がん、肉腫)を対象とした治療法です。ビオセラクリニックでは、下記の「活性化リンパ球療法」と「樹状細胞療法」の2つを併用して行なっています。
病気によりリンパ球が少なくなっている場合、リンパ球を血液から採取して、がんを攻撃するリンパ球を培養で大幅に増やしてから、再度患者さんの体内に戻す方法。
がんを目標に攻撃できるリンパ球の細胞を血液採取して、細胞培養施設で樹状細胞に培養。さらにがんの目印を与えることで、樹状細胞は、リンパ球にがんの目印を教える司令塔となります。その樹状細胞を再度患者さんの体内に戻して、がんだけを狙って攻撃する方法が樹状細胞療法。
ビオセラクリニックは「がん細胞は正常細胞より熱に弱い」という性質を利用して、患者さんの状態に応じて「局所温熱療法」と「全身温熱療法」を扱っています。
局所にあるがんを集中的に治療することができるのが「局所温熱療法」。いくつかの転移があり、がんが1ヶ所に限定されていない場合には「全身温熱療法」を行います。
これらの免疫療法や温熱療法は、標準治療(化学療法・外科治療・放射線治療)と組み合わせて行うことが可能です。
免疫療法は正常な細胞にダメージを与える化学療法などと違い、本来持っている免疫力を利用する治療法です。そのため、副作用はほとんど報告されていませんが、樹状細胞を体内に注射したあと、一時的に発熱がみられることがあります。 さらに免疫療法は自由診療となるため、保険がききません。自己負担になるため、高額な医療費がかかってしまいます。
新宿三丁目より徒歩5分のアクセスが良いクリニック。白をメインとした内装は、木のぬくもりを取り入れた空間になっています。
1階はクリーンルームで、免疫の研究を行う施設です。2階は受付で、医療相談室もあります。医療相談室は、患者さんと医師が向き合える形の相談室で、気になることを相談できるのが特徴です。クリニック内にはほかに、採血室や診療室があります。
3階は、全身温熱療法、心理療法を行う部屋があります。超音波室では、超音波検査を実施しているようです。
5階はセミナールームで、治療に必要な情報を知るためのセミナーを行っています。
ビオセラクリニックは、活性化リンパ球療法や樹状細胞療法を中心に、次世代の免疫細胞療法を実践していきます。また、治療ではがん治療の全体を認識している医師が必ず話を聞きます。身体的な苦しさだけでなく、心理的なストレスの対応を心がけているとのこと。
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