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掲載している治療法はすべて保険適用外の自由診療のため、全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なりますので、不安な点については、各クリニックの医師に直接確認・相談してから治療を検討することをおすすめします。
癌の再発は、その成り立ちや場所によって「局所再発」と「領域再発」にわけられます。
局所再発とは、最初に発生した癌と全く同じ場所、あるいはその場所に極めて近い場所に生じる再発のこと。
局所再発の場合、癌細胞が転移せずその臓器で留まっている可能性があるため、再発しても手術で取り除ける、つまり根治できるかもしれません。
再発した癌細胞を再度外科手術にて取り除く方法や、放射線治療が行われます。手術後にはさらなる再発を予防するために、全身治療目的で抗がん剤治療が行われることもあります。
領域再発とは癌細胞が最初に発生した場所近くのリンパ節、あるいは組織で増殖して再発することです。
最初に発生した癌の近くのリンパ節や臓器は、血液やリンパに乗って運ばれてきた癌細胞により癌が発生しやすいと言われています。
離れた場所への転移が見られない場合は、癌細胞・リンパ節を外科手術で取り除いたり、放射線治療を行います。局所治療後は、全身治療目的で抗がん剤治療が行われることがあります。
一般的に再発を起こしやすいといわれている癌は、乳癌、肝臓癌、膵臓癌、食道癌、膀胱癌、直腸癌です。もちろん例外もあります。
癌細胞を外科的な手術によって取り除く方法。原発巣だけではなく、周辺の臓器やリンパ節に癌細胞がある場合も一緒に取り除きます。
癌の転移がなく、局所に留まっている場合は根治を目指す方法として積極的に行わるほか、早期の癌や進行癌でも切除可能であれば外科手術が選ばれるようです。
身体に傷を負うことになりますが、最近ではできる限り切除範囲を小さくするよう、内視鏡を使った腹腔鏡下手術や胸腔鏡下手術などの低侵襲の手術が行われています。
カテーテルという細い管を使い、治療を行う方法です。
癌における血管内治療は、主に次のものがあります。
癌の中でも血管が豊富にある臓器、例えば肝臓や腎臓で発生した癌に対して行われることが多い治療です。
血管内治療も、再発が局所の場合には根治を目指す治療となりますが、転移が見られる場合は局所のみの対処療法としての適応となります。