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東京放射線クリニック

掲載している治療法は保険適用外の自由診療も含まれます。自由診療は全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なりますので、不安な点については、各クリニックの医師に直接確認・相談してから治療を検討することをおすすめします。

高精度放射線治療を用いて再発転移癌に対しても積極的に治療を行っていきます。

副作用を抑えた身体に負担のない治療、次々と出てくる転移癌に対してモグラ叩き療法を行い、再発転移癌に対しても積極的に治療をしていきます。

東京放射線クリニックの医師

院長:柏原賢一

柏原院長の目指す医療

柏原院長は、ワシントン大学やハーバード大学などで経験を積んだ、日本医学放射線学会放射線科専門医です。人に優しい治療をモットーに診療を行っており、自由診療では痛みケアなどでも放射線治療を活かした治療を考えました。

がんにかかった患者さんの生活の質を下げないよう、日々努力もされています。患者さんが少しでも快適に過ごせるように、どうしたらよいかを模索しているのです。

柏原院長は、治療のみではなく診断でも放射線を取り入れてきた経験があるため、1人ひとりにあわせた治療法を提案できるのではないでしょうか。

柏原院長の経歴

柏原院長の所属学会・資格・役職など

東京放射線クリニックの代表的な治療法

高精度放射線治療を用いることで、病巣を三次元で立体的にとらえ、正常組織への副作用を抑えながら効率的に癌細胞を攻撃していく治療法を採用しています。

もう治療法がないといわれた再発転移癌に対しても副作用を抑えて、痛みや辛さを軽減し生活の質の向上に努めています。

高精度放射線治療では、従来の放射線治療よりも副作用を抑えながら治療を行うことが可能ですが、治療方法、部位によってはどうしても避けられない場合があり、症状も個々で異なります。

治療の副作用

放射線治療は少なからず副作用が生じます。照射した部位や個人の体質などで差はありますが、治療中や直後など比較的早期に副作用が生じる場合と、半年から数年後に副作用が生じる場合があります。

主な副作用は吐き気、食欲不振、下痢、腹痛、だるさ、脱毛(照射箇所のみ)、皮膚炎、口内炎などです。

IMRT(強度変調放射線治療)

IMRTとは、放射線の量を腫瘍の形にあわせて変化させる治療です。放射線を変化することにより、正常組織を守ることができます。放射線をまったくあてないわけではありません。

2010年に健康保険の適用が広がったため、限局性固形悪性腫瘍の場合は照射において保険診療ができます。

IMRTは、がんが前立腺の周囲や精嚢に広がってしまった前立腺がんの場合でも治療を行えます。副作用のリスクも低く、外科手術を行わないことで機能障害のリスクを低くします。1回の治療時間も短く、通院での治療ができ、精神的にも肉体的にも負担は少ないといえるでしょう。

仕事帰りの診察も可能です。自分のライフサイクルを大切にしながら、がんの治療ができます。

一方で、IMRTを行うためには、厚生労働省の基準をクリアしなければなりません。東京放射線クリニックでは、IMRTを行うために必要な人員や設備を整えているので、問題なくIMRTができますよ。

SBRT(体幹部定位放射線治療)

SBRTはがんの腫瘍に的確に放射線をあてられる治療です。主に治療できるのは、肺がん、脊椎と傍脊髄領域などの部分になります。リンパ節転移のない早期の肺がんでとくに効果を期待できる治療法です。

SBRTは放射線治療が1週間程度と、短期間で終了します。初診から2週間程度で済むため、いつも通りの生活をしながら通院での治療が可能です。

例えば肺がんの治療だと、正常な肺に放射線があたらないよう工夫しながら大線量の放射線を照射。その後、腫瘍付近に肺炎が現れることもあるようですが、呼吸器系の症状はあまりないため、過度に心配する必要はないでしょう。

治療計画は最適な治療法を考えたうえで、その治療プランが実行可能かどうかの検証が必要です。そのため、放射線腫瘍医や放射線技師、医学物理士がコンピューターを使いながら立てていきます。治療は1回につき30分~40分。横になっていれば治療は終わります。

IGRT(画像誘導放射線治療)

IGRTとは、精度の高い放射線治療を行う時に利用する治療です。放射線は影響力が大きいため、精密にあてる場所を考える必要があります。IGRTとは、放射線治療をより精度を高めて行うための技術です。

IGRTで画像を確かめることにより、正常な組織に放射線ができるだけ当たらないよう治療を行うことが可能です。東京放射線クリニックでは、放射線治療を行うときに寝ているときの正面や側面の姿を撮影します。

患者さんが横になっているときに、どの位置に横になればいいかという位置決めは重要なポイントです。この位置を考えるときにIGRTに搭載している位置合わせ専用装置「OBI」を使います。OBIは寝台の位置を遠隔操作で移動する装置です。いろいろな装置を組み合わせて治療を行うことで、より適切な治療を受けられるでしょう。

クリニックの特徴

東京放射線クリニックは、東京ビッグサイト駅より徒歩5分の場所にあります。完全予約制です。待ち時間の少ない治療が受けられます。

がんの悪化を防ぐためには、早期治療が求められますよね。こちらのクリニックでは、がんの治療と苦痛をリンクさせないための工夫を考えているのが特徴です。

病院に通院することを苦痛と感じないための方法を考えてくれます。少しでも楽な気持ちで過ごせるよう、待合室で音楽を流すといった、施設整備への工夫も忘れません。がんと闘ううえで日々の過ごし方が少し変わるかもしれませんが、それでも充実した生活を送れるよう、病院のスタッフもお手伝いしてくれます。

導入している装置には、放射線治療装置と放射線治療計画装置、MD-CTなどがあります。より精密な治療を行うために使用されている機器類です。MD-CTでは、人の呼吸運動に対応した放射線治療ができます。放射線治療に特化した設備があり、落ち着いた雰囲気のクリニックです。

東京放射線クリニックでの放射線治療の流れ

放射線治療は初診から1週間で治療が始められます。一度の治療が受付から約30分で終わるので、時間がかかるという負担は少ないでしょう。

  1. 初回診療
    完全予約制(当日予約可)で初診を受け、今までの診断とあわせて治療法を決定します。患者さんが納得できる計画を考えられるでしょう。
  2. オーダーメイドな固定具を作成
    治療時に使う固定具を作成します。固定具を作成すると、患者さんの患部がしっかりと固定できるので、治療の精度を高められます。
    ※照射方法や部位によって、作成せずに治療することもあります。
  3. CTによる画像撮影
    治療計画のため、CT撮影を行います。
  4. 治療プランを決定
    画像や検査の情報から、どのように治療を行うか、計画を立てていきます。
  5. 治療
    固定具の作成やCT撮影を経て、放射線治療が始まります。放射線治療1回あたりおよそ15分で終了。照射が必要な期間は7~8週です。照射時間や日数は症状の進行度により変わります。
  6. 経過観察
    一通りの放射線治療が終われば、経過観察に移行します。定期的に診察を行うなど、紹介医と連携をとりながら治療が可能です。

放射線治療では、早期がんや再発や転移など、さまざまながんに対応できます。治療が必要ながんはもちろん、がんの症状を緩和させる目的での利用も可能です。

東京放射線クリニックでは、保険診療だけでなく、自由診療でも放射線治療を行っています。放射線治療を、がん治療における3本柱の1つとして治療に取り組んでいます。

緩和照射は、がんのコントロールが厳しいとされた場合に行われる放射線治療です。

がんとともに生きるのは大変ですが、「少しでもがんの症状を和らげたい」と考えている方へのケアとして提供しています。痛みや止血に効果がみられるので、身体の負担を減らすことができるでしょう。

東京放射線クリニックの基本情報

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