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がんサバイバーシップとは?

がんサバイバーシップとは、どのようなものなのか気になっている方もいるのではないでしょうか。ここでは、がんサバイバーシップの定義についてまとめ、再発後の「不安」と向き合うための方法などについて解説しています。

再発後の不安との向き合い方が気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

がんサバイバーシップとは?

がん治療においてのサバイバーとは、がんと告知され、これから治療する人や、治療中の人、治療を終えた人もしくは患者とその家族・友人といった身近な人々のことを指します。

がんと診断された方が、生活する中で直面する課題を家族・医療従事者、ほかの経験者と一緒に乗りこえていくことを言います。

再発後の「不安」と向き合うための具体的なサポート

がんの再発を告げられたとき、患者やその家族は、大きなストレスを受けることになります。再発と診断された際には、適切なサポートを受けることが重要です。ここでは、再発後の「不安」と向き合うための具体的なサポートについて解説しています。

専門的な心のケア(精神腫瘍医、臨床心理士など)

がんと診断された方やその家族は、心身ともに大きなストレスを受けています。不安や落ち込みを感じるのはごく自然なことですが、不安が強くて眠れない・生活に支障をきたしてしまうケースでは、精神腫瘍医や臨床心理士など心の専門家に相談するのが望ましいです。

自分の気持ちや悩みを専門のスタッフへ相談することで、気持ちや状況を客観的に把握でき、不安の軽減につながります。

各医療機関には、患者の心のケアを専門とする精神腫瘍医や臨床心理士が在籍している場合があります。まずは担当医や看護師、ソーシャルワーカーに相談すると、連携をとってもらえるはずです。

ピアサポート

ピアとは「仲間」という意味のことであり、ピアサポートとは同じような悩みや経験のあるグループの中で、同じ仲間として対等な立場で実施される支援を指します。

仲間から支えられていると感じられる場にいると、悩みの解決につながるメリットもあります。がんにおいてのピアサポートは、患者やその家族の悩みや不安に対し、がん経験者が自分の体験を生かしながら相談・支援を行うといったスタイルでの取り組みです。このような活動は、さまざまな医療機関内において実施されています。

頼れる社会資源と相談窓口の活用

再発後の「不安」と向き合うには、さまざまな社会資源や相談窓口を活用することが大切です。全国のがん診療連携拠点などに設置されているがん相談支援センターでは、再発の不安や治療の副作用、療養生活の悩みなど、どのようなことでも相談できます。

相談支援センターでは、専門の研修を受けた看護師、医療ソーシャルワーカー、心理士などが対応しており、誰でも無料で利用できるのがメリットです。

がんと診断された後の仕事や家事、子育てなどの生活を送る上での困りごとの相談できるのが嬉しいポイントです。それだけではなく、医療費や介護保険、助成・支援制度といったお金に関することも相談可能です。

再発を経験した後の「自分らしい」生活の再構築

再発と診断された場合、不安な気持ちを我慢せずに、医師や看護師などの医療スタッフへ相談し、自分の状態や治療の状況を共有しながら、生活の質を高めていくことが重要です。

治療をしながらでも大切にしたい日常生活

がんサバイバーシップとは、がんの診断を受けた時から治療中、治療後、そして生涯にわたり、がんと共に自分らしく生きていくための支援を包括的に行うことです。

身体的・精神的な苦痛の軽減や、生活の質(QOL)の維持・向上を目的として、定期的なフォローアップ、症状管理、心理社会的サポート、仕事や社会生活の両立支援、アピアランスケアなど、多様な支援が提供されます。

家族や周囲の人のためのサバイバーシップ支援

がんサバイバーシップにおいては、がん治療を受けながら生活していく中での問題点や課題を乗り越える手立てを講じていくことです。それだけではなく、本来のその人らしさを取り戻していくために行なわれる支援でもあります。

サバイバーシップは、自分らしい生活と家族の不安も支える取り組みだと言われています。

主治医と連携して“自分らしい”サバイバーシッププランを

がんサバイバーとは、がんと診断されたとき・治療中・治療後などすべての段階にある「がん経験者」を指します。がんサバイバーシップは、診断された時点から人生全体を支えるためにあるので、ぜひ活用してみるのがおすすめです。